東京新聞杯2021 追い切り情報

東京新聞杯2021 追い切り情報

東京新聞杯2021 追い切り情報

2月7日(日)東京芝1600m

ヴァンドギャルド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
一週前追い切りはウッドチップコースで調整され、騎手騎乗で併せ馬をすることが多いです。
実戦を意識した調整が多いので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

最終追い切りは軽く調整するスタイルなので、最終追い切りでも軽快な動きを見せるようなら押さえておきたい一頭です。
ひとレースごとに状態は上向いており、2走前にはG3富士ステークスを見事快勝しています。
前走は6着に敗れましたが、相手関係が楽になる今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(6着)

11/12 栗CW良 馬なり
70.3 54.0 38.9 12.3 [4]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのギベオンと併せて、内を1.7秒追走してアタマ差遅れました。

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/31 栗CW良 馬なり
86.3 70.1 54.0 39.5 13.0 [4]

今走も馬なり中心の調教で、一週前追い切りは日曜日に追われています。
全体時計は平凡でしたが、長めにやれているのは好感が持てます。
フットワークは軽快ですし、折り合いもスムーズで、引き続き好調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(6着)

11/18 栗芝良 馬なり
67.3 51.9 37.2 11.4 [3]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/3 栗芝重 馬なり
52.9 37.8 11.9 [1]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで終い11秒台の好時計をマーク。
時計の出やすい芝とはいえ、重馬場でも良い動きを見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


エントシャイデン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWを中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
最終追い切りは強めに追われることが多く、レース間隔が短くても意欲的にやることが多いです。
比較的時計は出るタイプの馬で、栗東CWなら4F51秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。

スタートが上手になってから重賞でも好走が増え、前走も京都金杯で3着に好走しています。
なかなか上位には好走できてはいませんが、仕上がり万全なら相手には押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都金杯(3着)

12/25 栗CW良 馬なり
83.6 66.5 51.1 37.6 11.7 [9]

一週前追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/27 栗CW不 一杯
93.6 78.5 64.4 50.5 37.4 12.2 [7]

一週前追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のホウオウライジンと併せて、内を2.7秒追走して0.9秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強いフットワークで自己ベストを大きく更新。
直線も12.2秒の鋭い伸び脚で、折り合いがついているのも好感が持てます。
一週前追い切りで2本目にはなりますが、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都金杯(3着)

12/31 栗CW不 一杯
52.3 37.4 11.3 [7]

最終追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/3 栗CW重 馬なり
50.6 37.0 11.8 [8]

最終追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。
先週一杯に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、重馬場でも是好の動きを見せています。
抜群の行きっぷりで加速すると直線は11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で態勢は整ったと見ていいでしょう。


サトノアーサー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的な調教が多いです。
全体時計は53秒前後ですが、直線が伸びるタイプの馬となっています。
毎回折り合いのついた調教で、ラストも12秒台の時計が出ていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

近走は不振が続きますが、昨年の8月にG3関屋記念で2着に1馬身以上差をつける圧勝を決めています。
G3なら十分通用する馬ですし、昨年も当レースで4着には入っています。
今走も仕上がり次第で押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都金杯(12着)

12/24 栗坂良 強め
52.9 37.6 24.1 11.8

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/28 栗坂稍 一杯
53.0 38.0 24.5 12.1

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今走も坂路コースで入念に追われると、一週前追い切りで12本目の調教。
今週は意欲的に追われると、力強い反応でラストは12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都金杯(12着)

12/31 栗坂不 馬なり
53.9 38.8 25.1 12.4

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/3 栗坂重 馬なり
54.4 39.3 25.3 12.2

1月13日から入念に乗り込まれていて、最終追い切りで15本目の調教です。
今週はサッと流す程度でしたが、引き続き軽快な動きで直線も12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
先週と同様に直線は良い動きを見せていて、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。


ダイワキャグニー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで、馬なり中心に追われています。
時々強めに追われることもありますが、直線の伸びを確かめる程度です。
全体時計は速い数字が出るタイプの馬ですが、終い12秒台なら良好と考えていいでしょう。

面白い傾向としては、最終追い切りで失速ラップの時は好走率が高いところです。
今走も直線で失速するようなら注意が必要ですよ。
G1では結果を出せていませんが、G2毎日王冠では2着と好走率も高く、今走もG3なら期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経新春杯(12着)

1/7 美南W良 馬なり
68.6 53.3 39.3 12.8 [4]

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/29 美坂稍 馬なり
53.0 39.1 25.7 12.7

馬なりに追われた3歳未勝利のミッキーセサミと併せて、1.4秒追走同入しました。
今週で一本目の調整ですが、いつも通り馬なりに追われています。
行きっぷりは良好で、加速すると直線は12.7秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日経新春杯(12着)

1/13 美坂良 強め
50.9 37.6 24.8 12.4

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/3 美南W稍 馬なり
83.5 67.7 53.9 40.1 13.3 [7]

今週も軽めの調整でしたが、長めにやれています。
時計は平凡でしたが、引き続きフットワークは軽快です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と見ていいでしょう。


シャドウディーヴァ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走同入や先着が多く、遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
また、毎回折り合いはついており、失速ラップなら様子見と考えて良いでしょう。

昨年も春は大敗が続きましたが、秋は徐々に調子を上げてG2府中牝馬Sで2着に好走しています。
前走もエリザベス女王杯で8着だったものの、内容はそこまで悪くなかったです。
相手関係が楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エリザベス女王杯(8着)

11/4 栗CW良 馬なり
82.9 67.6 52.5 39.5 12.9 [6]

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/27 美南W稍 強め
65.9 50.6 36.8 11.8 [4]

一杯に追われた古馬2勝のオメガエリタージュと併せて、内を0.2秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、抜群の反応でラストは11秒台の好時計を叩き出しています。
元々攻めは動くタイプの馬ではありますが、全体時計も優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エリザベス女王杯(8着)

11/11 栗CW良 馬なり
82.4 66.8 52.6 38.6 12.4 [6]

最終追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のエストと併せて、内を1.9秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/3 美坂良 馬なり
53.4 39.2 25.4 12.3

馬なりに追われた古馬2勝のココフィーユと併せて、0.3秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、直線の伸びは優秀です。
折り合いもついていますし、併走馬に同入できているのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。


トリプルエース 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWコースで追われ、日曜日に栗東CWで追われる傾向があります。
基本的に水曜追いは併せ馬で調整され、実戦を意識した一週前追い切りと最終追い切りでしっかり先着していれば心配いらないでしょう。
また、レース直前では坂路コースで意欲的な調教が行われ、折り合いもスムーズです。

全体時計はそこまで速い時計を出すことは少ないですが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
重賞では中々結果を残せていませんが、実力的にはオープン戦なら十分通用すると思います。
今走も能力的に難しいところはありますが、どこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都金杯(8着)

12/30 栗坂重 馬なり
57.9 42.3 27.5 13.8

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/27 栗坂重 強め
54.3 38.7 24.8 12.3

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われましたが、ラストはしっかり反応して12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計もこの馬なりに優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都金杯(8着)

1/2 栗坂良 強め
55.3 39.5 25.1 12.5

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/3 栗坂重 馬なり
52.7 38.4 25.0 12.4

先週強めに追われた分、今週は軽めの調整でしたが、先週以上に良い動きを見せています。
前走時と比べても全体時計は優秀で、直線も12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったと見ていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。