北九州記念2020 追い切り情報

北九州記念2020 追い切り情報

北九州記念2020 追い切り情報


8月23日(日)小倉芝1200m

アンヴァル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは意欲的な調整が多いです。
攻めは動くタイプの馬で、一杯に追われて4F52秒台の時計なら優秀です。
直線もしっかり伸びていますし、終い12秒台前半で折り合いがスムーズなら、仕上がりは良好と考えていいでしょう。

前走のCBC賞は休養明けで苦手な稍重馬場だったにも関わらず、2着に好走しています。
徐々に状態は良化していますし、ひと叩きして上積みが見込める今走も軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:CBC賞(2着)

6/24 栗坂良 一杯
52.6 38.3 24.7 12.4

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/12 栗坂良 一杯
52.7 38.0 24.3 12.0

普段通り今週はビッシリ追われ、前走時と同等の時計をマーク。
追われた反応は良化していて、終い12.0秒なら優秀です。
折り合いもスムーズで、引き続き好調キープと考えていいでしょう。
前走よりも直線の伸びは良くなっていますし、最終追い切りでも好調なら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:CBC賞(2着)

7/1 栗坂不 一杯
52.9 39.1 25.2 12.4

馬なりに追われた3歳未勝利のピンクレガシーと併せて、0.8秒追走して0.5秒先着しました。

今回の最終追い切り:北九州記念

8/19 栗坂良 馬なり
53.6 39.2 25.2 12.2

先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整。
馬なりでもフットワークは軽快で、直線も12.2秒と鋭い伸びを見せています。
先週は前走時以上に良い反応を見せていましたし、このひと追いで態勢は整ったと見ていいでしょう。
叩いて更に良化が見込める今走は軽視禁物ですよ。


エイシンデネブ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心の調整で、一週前追い切りは強めに追われ、最終追い切りは軽く追われることが多いです。
攻めは動くタイプの馬で、栗東CWでは6F80秒を切ることもあります。
ただ、失速ラップ時の成績は悪く、レース直前の調整でラストが遅れるようなら注意が必要ですよ。

近走は不振が続きますが、前走のCBC賞は伸びてはいましたし、内容は悪くありませんでした。
夏は調子が上がってくる馬なので、叩いて更に良化が見られるようなら軽視は禁物ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:CBC賞(5着)

6/25 栗CW良 馬なり
82.2 64.9 50.2 37.4 12.2 [9]

一週前追い切りは西谷騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/13 栗坂良 馬なり
57.5 41.6 26.8 12.7

一週前追い切りは軽めの調整。
全体時計は平凡でしたが、直線は12.7秒と鋭い伸びを見せています。
折り合いはついていますし、特にデキ落ちは見られないですね。
最終追い切りの動きにも注目です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:CBC賞(5着)

7/1 栗坂不 馬なり
53.6 38.7 25.4 12.9

最終追い切りは西谷騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:北九州記念

8/19 栗CW良 馬なり
82.4 66.6 52.7 39.5 12.9 [9]

最終追い切りは西谷騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調整でしたが、先週より動きは良くなっています。
それでも時計は平凡ではありますが、折り合いがついているのは好感が持てます。
直線の伸びも悪くないですし、このひと追いで状態は良化したと見ていいでしょう。


ジョーカナチャン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
一週前追い切りに強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整される傾向があります。
速い時計は出るタイプの馬ではありませんが、ラストで12秒台の時計が出ていれば仕上がりは良好と見ていいでしょう。

韋駄天ステークスは2着に敗れたものの、スタートは上々です。
ゴール前まで粘り強さを見せていましたし、素晴らしいスピードを見せていました。
続くG3アイビスSDはライオンボスを押さえて快勝し、叩き3戦目となる今走も期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アイビスサマーダッシュ(1着)

7/16 栗坂良 一杯
53.2 37.7 24.3 12.1

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/13 栗坂良 強め
53.7 38.2 24.6 12.0

前走時と同様に一週前追い切りは終い重点に追われています。
仕掛けるとぐんぐん加速していき、ラストは12.0秒の好時計をマーク。
やや抑えめではありましたが、前走よりも力強い伸びを見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、引き続き好調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アイビスサマーダッシュ(1着)

7/23 栗坂良 馬なり
54.7 39.0 25.0 12.4

今回の最終追い切り:北九州記念

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


タイセイアベニール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路を中心に乗り込まれ、最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。
比較的時計は出る馬ですが、強めに追われて4F52秒台なら優秀です。

また、直線で失速する傾向がありますが、終い12秒台の時計が出ていれば問題ないでしょう。
折り合いがつけば強いですし、最終追い切りの動きは要チェックですよ!
今年はひとレース毎に力をつけており、近走の充実度なら重賞でも好走は期待できそうです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:CBC賞(4着)

6/24 栗坂良 一杯
53.5 37.4 24.2 12.0

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/12 栗坂良 一杯
50.4 37.1 24.7 12.5

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサラスと併せて、0.7秒追走して0.1秒先着しました。
今週も一杯に追われましたが、抜群の動きで自己ベストを大きく更新。
ラストは失速したものの、併走馬にも楽に先着しています。
実戦を意識した調整で好時計を出しているのは好感が持てますし、仕上がりは良好と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:CBC賞(4着)

7/1 栗坂不 一杯
55.5 38.0 24.1 11.9

今回の最終追い切り:北九州記念

8/19 栗坂良 一杯
54.4 37.5 24.2 12.2

先週に続いて今週もビッシリ追われています。
2週連続で意欲的にやれているのは好感が持てますが、ラストで失速しているのは気がかりです。
今週は全体時計も平凡ですし、先週より抑えたとはいえ物足りなさはありますね。
仕上がりは良好ではありますが、評価は一つ落としたいと思います。


トゥラヴェスーラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われています。
一週前追い切りは強めに追われ、最終追い切りは軽く調整されることが多いです。
最終追い切りも強めに追われている時は調整がイマイチで、好走率も下がります。

最終追い切りの動きは要チェックですよ。
そこまで速い時計が出る馬ではないですが、強めに追われて52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見ていいでしょう。
今年は長期休養明けではありましたが、オープン戦で安定した成績を残していますし、重賞でも十分通用すると思います。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:福島テレビオープン(1着)

7/8 栗坂不 一杯
53.3 38.4 25.0 12.7

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/12 栗坂良 一杯
52.6 38.1 24.4 11.9

普段通り一週前追い切りはビッシリ追われましたが、ラストは11.9秒と絶好の動きを見せています。
全体時計も前走時以上で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
今週で2本目と乗り込み量は少ないですが、落ち着きのある走りで引き続き好調と考えていいでしょう。
ひと叩きして上積みも見込めるので、最終追い切りでも好調なら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:福島テレビオープン(1着)

7/15 栗坂稍 馬なり
54.5 39.2 25.2 12.2

今回の最終追い切り:北九州記念

8/19 栗坂良 馬なり
56.2 40.9 26.0 12.4

普段通り最終追い切りは軽めに調整されています。
フットワークは軽快で、先週と同様に直線の伸びも良好です。
全体時計は速くないですが、馬なりなので気にしなく大丈夫です。
先週は好時計を出していますし、今週もしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
相手のレベルが上がる今走はどこまでやれるかではありますが、上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。


モズスーパーフレア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に追われていて、一週前追い切りで強めに調教されることが多く、最終追い切りは馬なりで調整されています。
いつもフットワークは軽快ですし、良く動いているので状態面での心配は特にいらないでしょう。
休み明けのレースも苦にしないタイプで、久々でも普段通りの動きなら押さえておくのが無難です。

近走はますます状態が上向いており、調教でもベストタイムを更新する動きを見せています。
昨年はG1高松宮記念で15着に敗れましたが、今年は見事快勝しています。
当レースは昨年4着に敗れましたが、力をつけて今年は注意したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(1着)

3/18 栗坂良 強め
50.6 37.0 23.8 12.1

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのスティッフェリオと併せて、0.2秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/12 栗坂良 強め
50.9 36.7 23.5 11.9

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのアードラーと併せて、0.3秒追走して1.2秒先着しました。
7月30日から調教を開始して、一週前追い切りで7本目の調整です。
普段通り乗り込み量は十分で、2週連続で強めに追われると、2週とも50秒台の好時計を叩き出しています。
今週は若干失速はしましたが、直線の伸びは鋭く久々でも仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(1着)

3/25 栗坂良 馬なり
48.9 36.1 24.0 12.4

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:北九州記念

8/19 栗坂良 馬なり
50.1 36.1 23.5 12.1

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで4F50.1秒の好時計をマーク。
攻めは動くタイプの馬とはいえ、先週に続いて時計は優秀です。
ラストは失速していますが、前走時も同様で結果を残しているので特に心配はいらないです。
久々ではありますが、乗り込み量も十分で仕上がりは良好と考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。