エプソムカップ2020 追い切り情報

エプソムカップ2020 追い切り情報

エプソムカップ2020 追い切り情報


6月14日(日)東京芝1800m

アトミックフォース 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は5本程度の乗り込みで、一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方で直線強めに追われてる傾向があります。
攻めは動くタイプの馬で、美浦南Wなら4F51秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
面白い傾向としては、馬なりのみで調整されているレースでは、好走率が下がります。

今走も馬なりのみで追われているようなら注意が必要ですよ。
ひとレースごとに力をつけていて、前走は重賞でも最後まで粘り強い走りで2着に好走。
今走も自分のペースで上手く逃げることができれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟大賞典(2着)

4/29 美南W稍 馬なり
83.8 67.1 52.6 39.2 12.9 [3]

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/3 美南W良 馬なり
70.0 54.4 39.8 12.7 [6]

レース間隔が短いので、今週で1本目の調整。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで特に疲れは感じません。
直線も12秒台の脚が使えていますし、折り合いのついた調教で引き続き好調と見て良いでしょう。
最終追い切りでも好調なら要注意ですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟大賞典(2着)

5/6 美南W稍 強め
66.1 51.2 37.5 11.8 [4]

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/10 美南W良 一杯
66.2 51.4 38.0 12.1 [5]

前走時と同様に最終追い切りは直線強めに追われています。
仕掛けてからの反応も良好で、前走より外を回って全体時計は0.1秒差。
直線も12.1秒の力強い伸びを見せていて、折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと叩きした分状態も良化し、態勢は整ったと見て良いでしょう。


サラキア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教スタイルですが、一週前追い切りか最終追い切りは意欲的に追われています。
直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒前後の時計が通常です。
操作性が高い馬なので、仕上がり具合は毎回問題ないですが、折り合いもついていて、併走馬にもしっかり先着しているようなら軽視は禁物ですよ。

昨年は京都金杯から不振が続きましたが、エプソムカップでは直線鋭い伸び脚で2着に好走。
その後も結果を残せていませんが、重賞でも安定感はあります。
能力は低くない馬ですし、昨年好走した舞台なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:福島牝馬ステークス(5着)

4/15 栗CW稍 一杯
83.2 66.7 52.1 38.3 11.6 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のアーデルワイゼと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/3 栗CW良 一杯
80.4 64.4 49.7 36.4 12.0 [6]

馬なりに追われた3歳未勝利のヤマカツパトリシアと併せて、内を1.4秒追走して0.1秒遅れました。
いつも通り一週前追い切りは強めの調教でしたが、追われた反応は抜群で自己ベストを1秒更新。
直線の伸び脚も鋭く、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
格下の併走馬には若干遅れたものの、かなり追走してのものなので特に心配はいらないでしょう。
最終追い切りで万全に仕上がれば楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:福島牝馬ステークス(5着)

4/15 栗CW稍 一杯
83.2 66.7 52.1 38.3 11.6 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のアーデルワイゼと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/10 栗坂良 馬なり
52.3 38.2 24.3 12.2

一週前追い切りにビッシリ追われた分、今週は軽く流した程度の調整。
それでも行きっぷりは抜群で、全体時計は自己ベストに近い時計を叩き出しています。
ラストは失速したものの、12.2秒なら優秀です。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好と見て良いでしょう。
昨年は2着に好走していますし、上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。


サトノアーサー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的な調教が多いです。
全体時計は53秒前後ですが、直線が伸びるタイプの馬。
折り合いのついた調教で、ラストも12秒台の時計が出ていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

今年は東京新聞杯から始動して、4着に敗れたものの、続くオープン戦では3着2着3着と安定した成績を残しています。
決め手に欠ける馬ではありますが、当レースは昨年制した舞台。
叩いて上積みが見込める今走も、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:都大路ステークス(3着)

5/7 栗坂良 一杯
53.1 37.8 23.9 11.7

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/3 栗坂良 一杯
51.4 37.2 24.4 12.1

前走時と同様に、今週は意欲的な調整。
追われた反応は抜群で、全体時計は51.4秒と自己ベストに近い好時計を叩き出しています。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、ひと叩きした上積みが見込めます。
折り合いもついており、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:都大路ステークス(3着)

5/13 栗坂良 馬なり
53.2 38.9 25.3 12.6

最終追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/10 栗坂良 馬なり
54.3 39.2 25.2 12.7

今走も入念に乗り込まれ、最終追い切りで8本目の調整。
普段通り最終追い切りは軽めに追われ、軽快な動きを見せています。
ラストは失速しましたが、先週は自己ベストに近い好時計をマーク。
乗り込み量も十分で、引き続き好調と見て良いでしょう。


シャドウディーヴァ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走同入や先着が多く、遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、毎回折り合いはついており、失速ラップなら様子見です。

ここ2戦は大敗が続きますが、秋華賞(4着)や東京新聞杯(2着)など随所で結果を残しています。
今走は相手関係が楽になりますし、持ち前の瞬発力を生かせれば一発注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(10着)

5/6 美南W稍 馬なり
65.8 51.3 37.9 12.2 [6]

強めに追われた3歳1勝のセイウンパワフルと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/3 美南W良 馬なり
71.0 55.9 41.0 13.7 [5]

レース間隔が短いので、一週前追い切りで1本目の調整。
今週はサッと流した程度で、時計は平凡です。
折り合いはついていますが、動きはマズマズといったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(10着)

5/13 美南W良 強め
67.4 52.8 38.8 13.1 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のロードプレミアムと併せて、内を1.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/10 美南W良 馬なり
68.3 53.4 39.6 12.9 [4]

馬なりに追われた古馬1勝のベルゲンハーバーと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
今週も軽めの調整でしたが、動きは硬く感じますし、追われた反応はイマイチです。
折り合いがついているのは好感が持てますが、今走も過信は禁物ですね。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。