青葉賞2020 追い切り情報

青葉賞2020 追い切り情報

青葉賞2020 追い切り情報


5月2日(土)東京芝2400m

フライライクバード 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われ、意欲的な調整は一週前追い切りに施される事が多いです。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、最終追い切りで遅れていなければ問題はないでしょう。
また、プール調教やポリトラックでの調整も多いですが、まだ若いので特に心配はいりません。

直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒前半の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
半姉にエリザベス女王杯で2着したシングウィズジョイを持つ良血馬。
近走は2400mで高い適性を見せ、昇級戦となる今走も期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アザレア賞(1着)

3/25 栗P良 強め
78.2 63.5 49.3 36.2 11.4 [8]

馬なりに追われた3歳未勝利のノーウェアランドと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:青葉賞

4/22 栗CW稍 一杯
81.8 65.5 50.2 36.6 11.8 [6]

強めに追われた3歳1勝のアドマイヤベネラと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。
併走馬には遅れましたが、前走を上回る好時計をマーク。
追われた反応も良好で、終い11.8秒なら優秀です。
折り合いもついており、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アザレア賞(1着)

4/1 栗CW良 馬なり
83.8 67.9 52.3 38.1 11.7 [7]

強めに追われた古馬オープンのビーチサンバと併せて、外を1.1秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:青葉賞

4/29 栗坂良 一杯
54.2 39.1 24.9 12.5

一杯に追われた3歳1勝のデゼルと併せて、0.7秒追走してクビ差先着しました。
2週連続で意欲的に調整され、今週は併走馬を圧倒!
直線はやや失速しましたが、全体時計が自己ベストを更新。
追われた反応も良好で、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

 


フィリオアレグロ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が3戦目となるので、過去2戦の追い切り内容を見ていきましょう。
基本的に水曜・木曜追いは併せ馬で気合付け。
一週前追い切りは直線強めに追われる事が多く、ラストは12秒台の時計を出しています。

前走時は格上と併せて、劣ることなく先着しています。
過去2戦はしっかり折り合いもついており、今走も加速ラップなら仕上がりは良好と見ていいでしょう。
前走は初重賞でも3着に好走し、上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:共同通信杯(3着)

2/6 美南W良 強め
67.0 52.6 38.9 12.5 [5]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:青葉賞

4/23 美南W稍 馬なり
65.9 51.7 37.8 11.9 [6]

強めに追われた古馬3勝のレジーナドーロと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
一週前追い切りはD.レーン騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はかるめの調整でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを大きく更新。
ぐんぐん加速していくと、ラストは11.9秒の猛時計を叩き出しています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:共同通信杯(3着)

2/13 美南W稍 馬なり
55.1 39.8 12.2 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのイーグルバローズと併せて、内を0.4秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:青葉賞

4/29 美南W稍 馬なり
54.5 40.5 12.9 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のサトノマックスと併せて、外を0.8秒先行同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、ラストは12秒台の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは万全です。
ひと追い毎に良化しており、先週は自己ベストを大きく更新。
乗り込み量も十分で、馬体も充実した今走は改めて期待したいです。

 


ダノンセレスタ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路中心に追われ、レース直前は強めに追われることが多いです。
特に一週前追い切りと最終追い切りは、併せ馬で実戦を意識した調整が施されています。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているので動けていれば心配はなさそうです。

比較的攻め動くタイプの馬ですが、失速ラップが多いのが特徴。
直線で12秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。
新馬戦から4連続で2着が続きましたが、前走2400mに距離を伸ばして2着に2馬身以上差をつけて圧勝。
相手のレベルはありますが、仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳未勝利(1着)

3/25 栗坂良 一杯
52.1 38.1 24.7 12.2

一杯に追われた古馬オープンのスティッフェリオと併せて、0.2秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:青葉賞

4/22 栗CW稍 一杯
79.1 64.3 50.6 38.6 13.3 [7]

一杯に追われた古馬オープンのスティッフェリオと併せて、内を0.2秒追走して0.3秒遅れました。
失速ラップで併走馬にも遅れましたが、全体時計は自己ベストを3秒以上更新。
折り合い面は気になりますが、道中の動きは良好です。
仕上がりはマズマズといったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳未勝利(1着)

4/1 栗坂良 一杯
52.7 38.4 25.1 12.8

馬なりに追われた古馬2勝のミッキーバディーラと併せて、0.4秒追走して0.5秒遅れました。

今回の最終追い切り:青葉賞

4/29 栗坂良 強め
52.3 38.4 25.3 12.8

一杯に追われた3歳未勝利のビーマイオーシャンと併せて、0.7秒追走して0.6秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、前走時以上の好時計をマーク。
追われた反応は良好で、叩いて更に上積みが見込めます。
併走馬に遅れる傾向がありましたが、今週は格下の併走馬を圧倒!
直線はしっかり12秒台の時計が出ていますし、仕上がりは良好です。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。