アンタレスステークス2020 追い切り情報

アンタレスステークス2020 追い切り情報

アンタレスステークス2020 追い切り情報


4月19日(日)阪神ダート1800m

アナザートゥルース 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りは強めに追われ、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
時計が出る馬ではありませんが、攻めの調教で終い12秒台の時計が出ていれば心配はいらないでしょう。
併せ馬で気合付けをすることもありますが、追走する形でもしっかり同入できています。

併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
近走は地方競馬が多いですが、安定した成績を残しています。
このレースは昨年制した舞台で、今走も仕上がり万全なら楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダイオライト記念(1着)

3/1 美南W稍 一杯
67.5 52.8 39.5 12.3 [9]

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/8 美南W良 強め
64.8 50.7 37.6 12.5 [7]

強めに追われた古馬オープンのマイネルサーパスと併せて、内を0.1秒先着しました。
一週前追い切りは大野騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、抜群の反応で自己ベストを1.7秒も更新。
力強いフットワークで、併走馬にもあっさり先着しています。
前走時以上に良い動きを見せており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダイオライト記念(1着)

3/8 美南W稍 馬なり
67.8 52.8 38.7 12.3 [5]

一杯に追われた3歳1勝のバーナードループと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/15 美坂稍 馬なり
56.7 41.6 27.0 13.5

最終追い切りは大野騎手が騎乗しての調教です。
普段通り最終追い切りは軽めに流す程度。
先週は絶好の動きを見せており、今週もフットワークは軽快です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全と見ていいでしょう。

 


ウェスタールンド 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

間隔が空いていない時は馬なり調教が多いですが、基本的には一週前追い切りと最終追い切りは強めの調教が施されています。
攻めの調教ではしっかり加速ラップを刻んでいて、ラストも12秒台の好時計をマークしているなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
直線では良い脚を使える馬なので、調教でも終いの動きには注意が必要ですよ。

去勢もされましたが、ダートに転向してからの成績は良好で、2018年にはチャンピオンズカップで2着に好走しています。
昨年はG3でも中々結果は残せていませんが、久々の前走は地方重賞とはいえ2着に好走。
ひと叩きして状態が上向けば、改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダイオライト記念(2着)

2/26 栗坂稍 一杯
54.3 40.1 26.0 12.5

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/8 栗坂良 一杯
53.0 39.1 25.8 13.1

強めに追われた3歳未勝利のプロークルサートルと併せて、0.5秒先行して0.2秒遅れました。
今週は目一杯追われましたが、反応はイマイチ。
ラストも失速していますし、併走馬に遅れているのも気がかりです。
全体時計も平凡で、最終追い切りの動きに期待ですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダイオライト記念(2着)

3/4 栗坂良 一杯
53.6 39.4 25.5 12.5

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/15 栗坂稍 一杯
53.5 39.3 25.5 12.9

先週に続いて、今週も意欲的な調整。
2週連続でビッシリやれているのは好感が持てますが、反応はイマイチで直線も失速。
先週よりも良化は見られますが、仕上がりはマズマズです。
今走は様子見したい一頭です。

 


ベストタッチダウン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬に遅れることも多々あります。
ただ、結果は出ているので、遅れをとっていても良い動きを見せていれば軽視禁物ですよ。

攻めは動くタイプの馬で、一杯に追われて栗東CWで6F81秒台なら順調と考えていいでしょう。
直線の伸びも鋭く、しっかり加速ラップを刻んでいれば要注意ですね。
今走は初重賞となりますが、万全な態勢が整えば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北山ステークス(1着)

2/5 栗CW良 一杯
81.6 66.2 51.8 37.1 12.4 [8]

馬なりに追われた古馬1勝のレッドフィオナと併せて、内を0.9秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/8 栗CW良 強め
79.7 64.1 50.1 37.0 12.9 [8]

一杯に追われた古馬1勝のリーガルメインと併せて、内を0.6秒追走して0.5秒遅れました。
今週も併走馬に遅れを取りましたが、全体時計は80秒を切る猛時計で自己ベストを大きく更新。
ただ、直線一杯に追われた割に反応はイマイチで、ラストで失速しているのは気がかりです。
動きは悪くないので、最終追い切りの動きに期待ですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北山ステークス(1着)

2/12 栗坂良 馬なり
54.8 39.3 25.4 12.2

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/15 栗坂稍 馬なり
54.0 39.1 25.3 12.6

今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んでいますし、前走時以上の動きを見せています。
直線の伸びも鋭く、態勢は整ったと見ていいでしょう。
格上挑戦とはなりますが、軽視は禁物ですよ。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。