アーリントンカップ2020 追い切り情報

アーリントンカップ2020 追い切り情報

アーリントンカップ2020 追い切り情報


4月18日(土)阪神芝1600m

タイセイビジョン 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

坂路コースでの調整が多く、毎週意欲的に追われています。
強めに追われる割に時計は平凡ですが、毎回ラストは12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いのついた調教ができていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

普段は太め残りで一杯に追われているのではなく、最終追い切りに一杯に追われていても良い動きなら注意が必要です。
直線の伸び脚と折り合い面は見ておきましょう!

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(2着)

12/4 栗坂良 馬なり
52.7 38.4 24.7 12.0

一杯に追われた古馬3勝のイペルラーニオと併せて、0.5秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:アーリントンカップ

4/8 栗坂良 一杯
54.2 38.4 25.1 12.8

一杯に追われた古馬1勝のアドマイヤデルタと併せて、0.4秒追走してクビ差遅れました。
普段と比べると時計は早いですが、直線の伸びがイマイチ。
併走馬に遅れたのも気がかりで、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(2着)

12/11 栗坂良 強め
55.4 39.6 25.4 12.5

今回の最終追い切り:アーリントンカップ

4/15 栗坂稍 一杯
54.7 39.4 25.7 13.1

5週連続で意欲的に調整され、今週も伸びはイマイチ。
全体時計も平凡で、失速ラップが気がかりです。
能力は高い馬ですが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。
前走よりも相手関係は楽になりますが、過信は禁物ですよ。

 


デュードヴァン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心の調教。
一週前追い切りか最終追い切りで、直線強めに追われることが多いです。
また、プール調教を併用していますが、まだ若いので心配はいりません。

強めに追われて終い12秒台前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見ていいでしょう。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、ここ2戦は併走馬に遅れをとっていません。
最終追い切りでしっかり先着していれば今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:カトレア賞(1着)

11/13 美南W良 馬なり
67.6 52.9 38.6 12.7 [7]

強めに追われた古馬3勝のアドマイヤスコールと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:アーリントンカップ

4/8 美南W良 一杯
66.3 51.8 38.7 12.6 [8]

馬なりに追われた3歳1勝のアヴァニイと併せて、外を1.0秒追走同入しました。
1月16日から入念に乗り込まれ、今週で14本目の調整。
今週はビッシリ追われると、抜群の反応で自己ベストを大きく更新。
追われた反応も良好で、ラストも12.6秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもついており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:カトレア賞(1着)

11/20 美南W良 強め
53.5 39.5 12.2 [6]

強めに追われた古馬1勝のグラデュエイトと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:アーリントンカップ

4/15 美南W稍 馬なり
69.6 53.1 38.9 12.2 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のブランクエンドと併せて、外を0.6秒先行同入しました。
先週ビッシリ追われた分、今週はさっと流す程度の調整でしたが、直線は12.2秒の力強い伸びを見せています。
行きっぷりも良好で、引き続き好調です。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見ていいでしょう。

 


プリンスリターン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

毎回乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われることが多いです。
攻め動くタイプの馬で、普段は一杯に追われて6F81秒台の時計を叩き出しています。
特に最終追い切りは、実戦を意識した調整が多いので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。

前走は仕上がり途上でしたが、シンザン記念で2着に好走。
朝日杯FSでも5着を確保するなど能力は高い馬です。
レース間隔を空けて、入念に調整された今走も仕上がり良好なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:シンザン記念(2着)

1/3 栗CW良 馬なり
84.9 69.6 54.7 40.7 12.6 [7]

一週前追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:アーリントンカップ

4/8 栗CW良 一杯
79.8 65.4 51.7 37.9 12.5 [7]

馬なりに追われた3歳未勝利のマサノヴィクトワルと併せて、外を同入しました。
一週前追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。
格下の併走馬に脚は劣りますが、抜群の行きっぷりで全体時計は80秒を切る猛時計。
先週もビッシリ追われて自己ベストを更新しており、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。
最終追い切りでも良い動きなら押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:シンザン記念(2着)

1/9 栗CW重 馬なり
84.6 69.2 54.2 39.8 11.8 [8]

最終追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:アーリントンカップ

4/15 栗CW稍 馬なり
84.6 69.6 54.5 40.4 12.2 [8]

最終追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。
折り合いはスムーズで、直線も前走同様に抜群の伸びを見せています。
2週連続で意欲的に調整された分、馬体も充実しており、このひと追いで仕上がったと考えていいでしょう。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。