桜花賞2020 追い切り情報
桜花賞2020 追い切り情報
桜花賞2020 追い切り情報
4月12日(日)阪神芝1600m
ウーマンズハート 追い切り評価:B+
1.この馬の追い切り傾向
普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
一週前追い切りは栗東CWで長めの調整が施され、最終追い切りは強めに仕上げる傾向があります。
時計は出る馬ではありませんが、ラストは鋭い伸び脚で併走馬にはしっかり先着。
レース直前の追い切りで、併走馬に遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
阪神JFでは自己ベストを叩き出し、実力馬相手でも4着に好走。
ひと叩きして上積みが見込めれば今走も軽視禁物です。
2.一週前追い切り
2/26 栗CW稍 馬なり
85.1 67.5 52.6 38.3 11.6 [4]
一杯に追われた3歳1勝のメイショウボサツと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
4/1 栗CW良 一杯
81.3 65.3 51.3 37.7 12.0 [8]
一杯に追われた古馬オープンのブラックムーンと併せて、内を1.2秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは藤岡康太騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
追われた反応は抜群で、全体時計は自己ベストを1秒以上更新する好時計。
直線の伸びも素晴らしく、オープン馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズですし、乗り込み量も十分で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
3/4 栗坂良 馬なり
57.0 41.0 25.4 11.8
強めに追われた古馬オープンのブラックムーンと併せて、0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
4/8 栗坂良 強め
54.4 40.1 25.5 12.1
最終追い切りは藤岡康太騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週は実戦を意識した調整でしたので、今週は直線の伸びを確かめる内容。
全体時計は平凡ですが、追われた反応は良好で終い12.1秒の好時計をマーク。
折り合いもついており、引き続き好調と見て良いでしょう。
クラヴァシュドール 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
普段は栗東坂路が中心ですが、水曜追いは栗東CWで乗り込まれています。
馬なり調教が多く、攻めの調整が施されるのは一週前追い切りが多いです。
また、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしており、実戦を意識した調整が行われています。
レース本番にも反映される一週前追い切りの動きには注意が必要ですよ。
直線は伸びる馬で、終い12秒前後の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
近走は安定感が抜群で、今走も仕上がり良好なら楽しみです。
2.一週前追い切り
2/27 栗CW重 馬なり
82.8 66.4 51.1 36.9 11.8 [8]
強めに追われた古馬3勝のエングレーバーと併せて、外を0.5秒先行して0.1秒先着しました。
一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
4/1 栗CW良 馬なり
82.0 66.0 50.7 37.2 11.9 [6]
一杯に追われた3歳1勝のミッキーメテオと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
いつも通り今週は馬なり調整でしたが、直線は11.9秒の好時計を叩き出しています。
全体時計も前走時に出した自己ベストを更新し、更に成長を感じます。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調です。
3.最終追い切り
3/4 栗CW良 馬なり
86.3 68.9 53.8 39.6 12.0 [8]
4/9 栗CW良 馬なり
51.3 38.2 12.1 [8]
最終追い切りはM.デムーロ騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週も馬なり調教でしたが、先週に続いて全体時計は優秀です。
抜群の行きっぷりで直線も12.1秒の好時計をマーク。
落ち着きもありましたし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは万全と見て良いでしょう。
サンクテュエール 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
藤沢厩舎のため馬なり中心の調教です。
基本的に併せ馬で調整されており、しっかり同入できていれば心配はいらないでしょう。
最終追い切りは騎手が騎乗して感覚を確かめているので、最終追い切りの動きは重要です。
折り合いもついて、ラストも12秒台の好時計を叩き出していれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
アルテミスSは2着に敗れましたが、勝ち馬のリアアメリアが強かったです。
前走はシンザン記念であっさり快勝し、レベルの上がる今走も押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
1/3 美南W良 馬なり
68.0 53.7 40.4 13.4 [7]
馬なりに追われた古馬オープンのアルーシャと併せて、内を0.8秒追走して0.1秒遅れました。
一週前追い切りは上野翔騎手が騎乗しての調教です。
4/1 美南W稍 馬なり
82.1 66.3 51.8 38.2 12.3 [6]
馬なりに追われた古馬3勝のレッドサイオンと併せて、内を1.0秒追走同入しました。
今走も入念に調整され、一週前追い切りで6本目。
今週も馬なり調教ですが、抜群の行きっぷりで全体時計は82.1秒の好時計を叩きだしています。
5F時計は自己ベストを更新しており、前走時よりも更に良化が見られます。
長めにやれているのも好感が持てますし、最終追い切りでも好調キープなら楽しみです。
3.最終追い切り
1/9 美南W稍 馬なり
71.4 55.5 40.4 12.9 [6]
馬なりに追われた古馬オープンのファストアプローチと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは上野翔騎手が騎乗しての調教です。
4/8 美坂良 馬なり
54.4 39.4 25.5 12.5
馬なりに追われた古馬2勝のヴァンランディと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流した程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで併走馬に先着。
全体時計もこの馬なりに優秀で、直線もしっかり伸びています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。
デアリングタクト 追い切り評価:B+
1.この馬の追い切り傾向
今走で3戦目とキャリアは浅く、直近の2レースの傾向を見ていきたいと思います。
一週前追い切りは、栗東CWで実戦を意識した調整。
併せ馬で気合付けをしており、騎手騎乗のため全体時計も速いです。
6F81秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
また、併せ馬には遅れをとっておらず、追走同入できていれば軽視禁物ですよ。
前走の内容が圧巻で、相手のレベルが一気に上がっても楽しみな一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:エルフィンステークス(1着)
1/29 栗CW重 馬なり
81.4 66.2 51.4 37.5 12.3 [5]
強めに追われた古馬1勝のダディーズトリップと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
4/1 栗CW良 直線強め
98.3 82.5 66.1 51.0 37.6 12.3 [6]
一杯に追われた3歳1勝のベレヌスと併せて、内を0.4秒追走して0.3秒遅れました。
一週前追い切りは松山騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は長めに追われ、時計自体は優秀です。
追われた反応も良好で、直線も12.3秒の好時計を叩き出しています。
ただ、併走馬を追わず遅れをとったのは気がかりで、最終追い切りの動きに期待です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:エルフィンステークス(1着)
2/5 栗坂良 強め
53.9 39.3 25.5 12.5
4/8 栗坂良 馬なり
53.9 39.5 25.6 12.6
最終追い切りは松山騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、前走時の自己ベストを馬なりでマーク。
軽快なフットワークで、先週よりも良化が見られます。
折り合いもついており、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。
ミヤマザクラ 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
水曜追いは併せ馬で、強めに追われることが多いです。
いつもはしっかり先着しているので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
フットワークは軽快で、栗東CWで6F82秒台の時計が出ていれば好調と見て良いでしょう。
前走は3ヶ月ぶりの出走でも、好仕上がりで見事快勝!
ひと叩きして上積みが見込める今走も、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
2/5 栗CW良 馬なり
81.5 66.4 51.3 37.1 12.1 [3]
一杯に追われた古馬1勝のダンディズムと併せて、内を1.0秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
4/1 栗CW良 強め
81.9 65.4 50.5 37.2 11.7 [7]
一杯に追われた3歳未勝利のマテンロウヴァモスと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
いつも通り乗り込み量は十分で、一週前追い切りで8本目。
終い重点に追われると、抜群の反応を見せており、直線は11.7秒の好時計を叩き出しています。
全体時計も優秀で、仕上がりは順調です。
3.最終追い切り
2/12 栗坂良 馬なり
55.3 39.7 25.0 11.8
馬なりに追われた古馬オープンのマジカルスペルと併せて、1.1秒追走して0.2秒先着しました。
4/8 栗坂良 馬なり
52.8 38.3 24.4 12.0
強めに追われた古馬オープンのマジカルスペルと併せて、1.2秒追走して0.2秒遅れました。
この馬も今週は軽めの調整でしたが、先週同様に抜群の行きっぷりで好時計をマーク。
併走馬には遅れましたが、かなり追走してのものなので特に心配はいらないでしょう。
2週連続で直線の伸びは素晴らしく、前走よりも確実に力をつけています。
乗り込み量は十分で、仕上がりは万全です。
リアアメリア 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
参考となるレースが少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬が多いです。
最終追い切りは直線一杯に追われ、11秒台の好時計を叩き出しています。
全体時計も優秀で、ラストはしっかり伸びる馬です。
特に、一週前追い切りと最終追い切りの反応は要チェックですよ。
毎回乗り込み量は多く、今走も入念に乗り込まれていれば心配はいらないでしょう。
今走もアルテミスSのような走りができれば楽しみですね。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(6着)
11/28 栗CW良 強め
65.3 50.0 36.9 11.4 [7]
一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
4/1 栗CW良 強め
98.2 81.7 66.1 51.7 38.3 11.6 [8]
馬なりに追われた3歳未勝利のカペラと併せて、外を0.4秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は強めに追われるとぐんぐん加速して、直線は11.6秒の猛時計をマーク。
いつも以上に長めにやれており、2週連続で終い11秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(6着)
12/4 栗CW良 強め
55.1 40.0 11.9 [5]
4/8 栗CW良 馬なり
81.0 66.2 51.6 37.2 11.7 [7]
馬なりに追われた3歳1勝のリーガルマナーと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
最終追い切りは川田騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は馬なり調整ですが、力強い伸びで併走馬を楽に圧倒。
全体時計はかなり優秀で、3週連続終い11秒の時計が出ているのも好感が持てます。
相変わらず折り合いはスムーズで、仕上がりは万全です。
レシステンシア 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。
水曜追いは併せ馬で強めの調教が施されており、鋭い反応を見せていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
特に、レース直前の一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですね。
阪神JFでは最終追い切りのみの調整でしたが1馬身差の圧勝。
続く前走のチューリップ賞では、久々でもあったためか3着まで。
叩いて状態は良くなりますし、今走も仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。
2.一週前追い切り
2/26 栗坂稍 一杯
53.2 38.0 24.3 11.8
4/2 栗坂重 馬なり
56.0 40.8 26.3 13.0
一週前追い切りは武豊騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週は栗東坂路で馬なりに追われ、時計は51.7-37.0-23.6-11.7と自己ベストを更新。
行きっぷりは抜群で、絶好の動きを見せています。
今週もサッと流した程度の調整でしたが、軽快な動きで引き続き好調と見て良いでしょう。
最終追い切りで万全に仕上がれば押さえておきたい一頭です。
3.最終追い切り
3/4 栗坂良 強め
52.0 37.2 23.8 11.8
4/8 栗坂良 馬なり
49.5 36.2 23.8 12.1
最終追い切りは武豊騎手が、実際に騎乗して感覚を確かめております。
騎手騎乗とはいえ、前走時出した自己ベストを2秒以上更新。
若干ラストは失速しましたが、馬なりでこの時計はかなり優秀です。
前走以上に良い動きを見せており、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。
ひと叩きして更に上積みが見込める今走は楽しみですね。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。