ダービー卿チャレンジトロフィー2020 追い切り情報

ダービー卿チャレンジトロフィー2020 追い切り情報

ダービー卿チャレンジトロフィー2020 追い切り情報


4月4日(土)中山芝1600m

カツジ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われることが多く、間隔が空いている時は2週前追い切りから水曜追いはビッシリ追われています。
比較的時計は出る馬で、一杯に追われて80秒台の好時計を出していれば優秀です。
直線は11秒台の時計を出しているレースで好成績を残しているので、全体時計とラストの伸び脚は要チェックですよ。

前走は11ヶ月半ぶりのレースですが、出遅れで反応もイマイチ。
叩いてどこまで良化するかが鍵になりそうですね。
昨年は11着に敗れたレースですが、上積みがあれば得意のマイル戦で改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東風ステークス(6着)

3/4 栗CW良 強め
80.5 64.6 50.3 37.5 11.7 [8]

一杯に追われた3歳未勝利のファルークと併せて、外を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東風ステークス(6着)

3/11 栗CW不 一杯
84.7 68.0 51.8 37.7 11.9 [9]

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

4/1 栗CW良 一杯
80.7 64.5 51.1 37.7 11.9 [5]

最終追い切りは松山騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
レース間隔が短いので、最終追い切りで2本目の調整。
乗り込み量は少ないですが、今週意欲的にやれているのは好感が持てます。
攻め動くタイプではあるものの、全体時計は前走時の時計を大きく更新。
叩いた上積みは見込めそうですね。

 


ケイアイノーテック 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

毎回乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われることが多いです。
また、坂路コースで強めに追われて全体時計50秒台が出ることもありますが、攻め動くタイプの馬なので過信禁物です。
近走も調教時の動きの割に本番では結果が出ていません。

気配が変わらないようなら、調教時計が良くても注意が必要です。
ただ、直線は伸びる馬なので、仕上がり万全なら可能性はありそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京新聞杯(11着)

1/29 栗坂重 一杯
51.7 37.8 24.6 12.2

一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/25 栗坂良 一杯
53.1 38.8 24.8 12.1

一週前追い切りは意欲的に追われましたが、いつもより反応はイマイチ。
直線は伸びているものの、全体時計は平凡です。
動きはまだ硬く見えますし、現時点では様子見したい一頭です。
最終追い切りの動きに期待ですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京新聞杯(11着)

2/5 栗坂良 馬なり
53.1 38.3 24.4 11.9

最終追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

4/1 栗坂良 一杯
51.6 37.8 24.8 12.5

今週もビッシリ追われ、全体時計は51秒台の好時計をマーク。
直線も鋭い反応を見せていますが、若干失速しているのは気がかりです。
ただ、前走時と比べると良化は見られるので、その良化具合によっては注意といったところでしょう。
近走の成績からも厳しそうですし、現時点では様子見したい一頭です。

 


ザダル 追い切り評価: B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、水曜追いはウッドチップコースで調整されることが多いです。
攻めの調教では併せ馬が多く、いつもはしっかり同入しているので併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
ラストで失速することはありますが、時計が出ていれば特に心配はいりません。

乗り込み量は毎回6本程度で、4F52秒台の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走の中山金杯は、外枠でずっと外を回されたのが敗因。
レース間隔を空けて、入念に乗り込まれた今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山金杯(8着)

12/25 美南W良 馬なり
65.7 51.2 37.5 12.2 [5]

強めに追われた古馬3勝のロジペルレストと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りはO.マーフィー騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

3/26 美南W良 馬なり
81.4 65.4 50.9 37.0 12.9 [5]

今週は単走でしたが、長めに追われて6Fは自己ベストを上回る好時計をマーク。
また、ラストは失速しましたが、12秒台の時計が出ていれば上々です。
今週で2本目の調整ではあるものの、動きは軽快で仕上がりは順調と見て良いでしょう。
最終追い切りで態勢が万全に整えば、久々でも一発目から軽視禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山金杯(8着)

12/31 美南W稍 馬なり
84.3 68.5 52.6 38.1 12.4 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のロジペルレストと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー

4/1 美南W稍 馬なり
52.0 37.5 12.3 [5]

馬なりに追われた古馬オープンのブラストワンピースと併せて、外を0.2秒先行同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、好走時の時計を大きく更新。
行きっぷりも良好で、直線は12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもついており、仕上がりは順調と見てみて良いでしょう。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。