フラワーカップ2020 追い切り情報

フラワーカップ2020 追い切り情報

フラワーカップ2020 追い切り情報


3月20日(金)中山芝1800m

シーズンズギフト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走で3戦目となるので、過去2戦の追い切り傾向になります。
普段は馬なり中心の調教で、水曜追いは基本的に併せ馬。
併走馬には遅れをとらず、追走同入をしていることが多いです。

時計はそこそこ出る馬で、攻めの調整で4F51秒台の時計が出ていれば仕上がりは良好と見て良いでしょう。
いつもは折り合いもついており、加速ラップを刻んでいるかどうかも要チェックですよ。
かかり気味の傾向はありますが、ひと叩きしてそこが解消されていれば今走も楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:若竹賞(1着)

1/16 美南W重 馬なり
67.3 51.6 39.0 12.4 [6]

馬なりに追われた3歳未勝利のシェーンクラートと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りは小野寺騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:フラワーカップ

3/11 美南W重 馬なり
66.9 52.1 38.5 12.7 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのミュゼエイリアンと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りは小野寺騎手が騎乗しての調教です。
ひとレース毎に力をつけており、今週も軽快な動きで併走馬を圧倒しています。
全体時計は前走よりも外を回ったにも関わらず、前走を上回る好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:若竹賞(1着)

1/22 美坂良 馬なり
53.2 38.8 25.4 12.5

強めに追われた3歳1勝のミャゴラーレと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:フラワーカップ

3/17 美南W良 馬なり
82.0 65.9 51.3 38.1 12.2 [5]

強めに追われた障害オープンのフライクーゲルと併せて、内を追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは横山典弘騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は長めにやれており、騎手騎乗とはいえ自己ベストを更新する好時計をマーク。
ひと追い毎に馬体も充実し、仕上がりは良好です。
ここ2戦は2着に1馬身以上差をつける圧勝。
今走は相手のレベルも上がりますが、落ち着いて走れるなら押さえておきたい一頭です。

 


ミアマンテ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

今走で3戦目となるので、過去2戦の追い切り傾向になります。
2戦とも一週前追い切りは、併せ馬で気合付けをしています。
先行して差を詰められる事が多いですが、格上であれば特に問題はなさそうです。

前走は最終追い切りにも併せ馬で、終い重点に追われる内容。
追われた反応は抜群で、直線は12.5秒の好時計を叩き出しています。
時計は出る馬では有りませんが、折り合いのついた調教で終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ベゴニア賞(1着)

11/13 美南W良 馬なり
70.6 55.2 39.9 12.6 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のバスタキヤと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:フラワーカップ

3/11 美南W重 馬なり
69.2 53.5 39.1 12.1 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のユナカイトと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週はサッと流した程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを更新。
併走馬にもあっさり追走同入し、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ベゴニア賞(1着)

11/20 美南W良 強め
69.8 55.0 40.3 12.5 [3]

馬なりに追われた古馬3勝のレッドフレイと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:フラワーカップ

3/17 美南W良 強め
69.5 54.0 39.8 12.9 [4]

馬なりに追われた3歳未勝利のヴィンクーロと併せて、外を0.6秒先行同入しました。
今週は終い重点に追われましたが、直線の伸びはいつもと比べると平凡。
全体時計は前走時以上ですが、動きはやや物足りなさを感じます。
折り合いはついていますし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。
中山は新馬戦で実績がありますし、能力は高いので軽視は禁物ですよ。

 


クリスティ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

毎レース乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りか最終追い切りは強めに追われることが多いです。
時計は出る馬ではなく、意欲的に追われて4F54秒前後がこの馬なりに順調と考えて良いでしょう。
ただ、直線の伸びは鋭く、終い重点に追われた場合はラスト1F11秒台の時計が出ることもあります。

一週前追い切りには併せ馬で気合付けを行うことがありますが、格上格下問わずしっかり先着しており、遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
また、いつも折り合いはついているので、折り合い面も見ておくと良いでしょう。
阪神JFでは8着に敗れましたが、続く前走は馬体をしっかり絞って快勝。今走も馬体充実なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳1勝クラス(1着)

12/19 栗坂良 馬なり
53.7 38.6 24.8 12.2

今回の一週前追い切り:フラワーカップ

3/12 栗CW稍 強め
83.5 65.9 50.6 36.9 11.4 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のマジックウォリアーと併せて、外を0.8秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは吉田隼人騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週に続いて意欲的に追われ、ラストは11.4秒の猛時計をマーク。
全体時計も自己ベストを更新する内容で、久々でも仕上がりは良好です。
ひと追いごとに状態は良化しており、最終追い切りでも好調キープなら楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳1勝クラス(1着)

12/25 栗坂良 強め
52.7 38.0 24.0 11.8

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:フラワーカップ

3/17 栗坂稍 強め
54.4 39.0 24.9 12.0

本番が金曜日なので、火曜日が最終追い切り。
3週連続で意欲的に追われ、今週も終い12秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡ですが、軽快なフットワークで気配は良好です。
折り合いもついており、仕上がりは万全と見て良いでしょう。
まだ気性面が幼い感じではありますが、今走も落ち着いて走れれば軽視禁物です。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。