金鯱賞2020 追い切り情報
金鯱賞2020 追い切り情報
3月15日(日)中京芝2000m
サートゥルナーリア 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りに攻めの調教を行われることが多いです。
一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整をしており、最終追い切りは軽く流す調教スタイルです。
素質が高い馬で、鋭い反応の時は終い11秒台の好時計を叩き出しています。
ラストの伸び脚は本番でもしっかり反映されているので、調教でもラスト1Fに11秒台の好時計を叩き出すようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
ダービー4着と前走の天皇賞秋6着は出遅れが敗因でしたが、しっかり走れた有馬記念では実力馬相手に2着に好走。
落ち着きがない馬で今走もスタートが鍵となってきますが、能力はトップクラスなので仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:有馬記念(2着)
12/11 栗CW良 馬なり
86.1 69.7 54.1 39.0 11.3 [7]
強めに追われた古馬2勝のシーリアと併せて、内を4.0秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りはC.スミヨン騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:金鯱賞
3/4 栗CW良 一杯
83.0 66.5 50.9 37.1 11.3 [8]
一杯に追われた古馬1勝のアールジオールと併せて、内を1.1秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは中谷騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われましたが、抜群の反応でラストは11.3秒の猛時計をマーク。
格下の併走馬にもあっさり先着し、休養明けでも絶好の動きを見せています。
折り合いもついており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:有馬記念(2着)
12/18 栗坂稍 馬なり
52.1 37.3 24.0 12.1
今回の最終追い切り:金鯱賞
3/11 栗坂重 馬なり
49.8 36.4 24.2 12.3
最終追い切りはC.ルメール騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週強めに追われた分、今週はサッと流した程度ですが、馬なりで50秒を切る猛時計をマーク。
行きっぷりは抜群で、直線も12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
自己ベストを大きく更新し、仕上がりは万全と見て良いでしょう。
ニシノデイジー 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
一週前追い切りに強めに追われて、最終追い切りで軽めに調整する傾向があります。
毎回終いの伸び脚は鋭く、ラスト1F12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
直前の調教を併せ馬で調整されているレースでは好成績を残しています。
また、併せ馬では普段追走同入か先着なので、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
近走は中々3着以内に入れていないですが、重賞でもしっかり掲示板内は確保しています。
前走と比べて一変あるようなら注意が必要ですよ。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:AJCC(6着)
1/16 美南W重 強め
66.1 51.9 37.7 12.6 [7]
強めに追われた古馬オープンのマイネルフロストと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:金鯱賞
3/4 美南W良 一杯
64.9 50.8 37.8 11.8 [6]
馬なりに追われた3歳未勝利のエルメームと併せて、内を1.4秒追走して0.6秒先着しました。
一週前追い切りは田辺騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は直線一杯に追われ、終い11.8秒の好時計をマーク。
力強いフットワークで、自己ベストを1秒以上更新しています。
前走時よりも良化が見られますし、引き続き好調なら軽視禁物ですよ。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:AJCC(6着)
1/22 美南W良 馬なり
66.0 51.2 36.9 12.3 [4]
一杯に追われた古馬オープンのマイネルクラースと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今回の最終追い切り:金鯱賞
3/11 美南W重 馬なり
66.6 52.0 38.1 12.0 [7]
今週は軽めに流した程度の調整でしたが、直線の動きは抜群です。
徐々に加速していくと終い12秒の鋭い伸び脚で、直線一杯に追われた先週と同等の脚捌きを見せています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで仕上がりは良好と見て良いでしょう。
ひと叩きして上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。
ラストドラフト 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
普段は馬なり中心の調教で、美南ウッドチップとポリトラックで調整されています。
調教はほとんど併せ馬で調教していて、併走馬に追走先着が基本です。
そのため、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
馬なり調教でも毎回伸び脚は鋭く、時計の出るポリトラックや芝コースでは終い11秒台の好時計を叩き出しています。
毎レース乗り込み量は申し分ないので、一週前追い切り、最終追い切りで抜群の動きを見せるようなら押さえておくのが良いでしょう。
ウッドチップコースでは終い12秒台が出ていれば優秀です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:AJCC(3着)
1/16 美南W重 馬なり
64.6 50.1 37.2 12.6 [5]
一杯に追われた古馬2勝のスーパーブレイクと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りはO.マーフィー騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:金鯱賞
3/5 美南W重 馬なり
64.8 51.1 38.1 12.2 [6]
強めに追われた古馬3勝のダイシンインディーと併せて、内を1.4秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りで4本目の調整ですが、ひと追い毎に状態は良化。
今週は馬なり調教にも関わらず、自己ベストに近い好時計を叩き出しています。
格下の併走馬もあっさり圧倒し、引き続き気配は良好です。
最終追い切りでも好調なら楽しみな一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:AJCC(3着)
1/22 美南W良 馬なり
66.2 51.6 38.2 11.8 [5]
今回の最終追い切り:金鯱賞
水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。
ユーキャンスマイル 追い切り評価:未定⇛出走回避
1.この馬の追い切り傾向
調教は併せ馬が多く、水曜追いは強めに追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、一週前追い切りや最終追い切りの攻めの調教で、全体時計81秒前後の好時計を出している時は好成績を残しています。
強めに追われる調教は要チェックですよ。
さらに加速ラップを刻んだ調整ができていれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり先着していれば心配入りません。
逆に最終追い切りで併せ馬に遅れたレースでは、毎日杯のように6着に敗れているので、最終追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですね。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(5着)
11/14 栗CW良 一杯
95.9 79.1 64.0 49.9 37.3 13.0 [4]
馬なりに追われた古馬オープンのアドマイヤマーズと併せて、内を1.9秒追走して0.7秒遅れました。
今回の一週前追い切り:金鯱賞
一週前追い切りは行われていませんでした。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。