神戸新聞杯2019 追い切り情報
神戸新聞杯2019 追い切り情報
9月22日(日)阪神芝2400m
サートゥルナーリア 追い切り評価:A
馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りに強めの調教を行われることが多いです。
一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整をしており、最終追い切りは軽く流す調教スタイルです。
素質が高い馬で、普段一杯に追われた調教では終い11秒台の時計を叩き出しています。
ラストの伸び脚は本番でもしっかり反映されているので、調教で強めに追われてラスト1Fに11秒台の好時計を叩き出していれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走のダービーでは4着に敗れましたが、スタートとゲートで待たされてテンションが上がったのが敗因。
ホープフルSや皐月賞のように普通に走ればそこそこのデキでも楽勝しているので、休養を挟んで入念に乗り込まれた今走は改めて期待したい。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:日本ダービー(4着)
5/15 栗CW良 引張りきり
87.0 70.1 53.5 38.6 11.4 [9]
馬なりに追われたオープン馬のタニノフランケルと併せて、外を0.7秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:神戸新聞杯
9/11 栗CW良 馬なり
83.1 66.2 50.4 36.4 11.9 [5]
一週前追い切りはC.ルメール騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
8月末から調教を開始して、一週前追い切りで6本目。
2週前追い切りに意欲的な調教が施されており、終い11.4秒の猛時計を叩き出しています。
今週は軽めの調整でしたが、それでも行きっぷりは抜群でラストは11秒台の時計をマーク。
ひと追いごとに状態は良化しており、最終追い切りで仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:日本ダービー(4着)
5/22 栗CW良 馬なり
83.1 67.2 52.3 38.1 11.6 [8]
一杯に追われたオープン馬のタニノフランケルと併せて、外を0.2秒追走して0.2秒先着しました。
今回の最終追い切り:神戸新聞杯
9/19 栗坂良 馬なり
52.4 37.4 23.8 12.0
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで好時計をマーク。
ラストは若干遅くなりましたが、12.0秒の鋭い伸び脚でひと追いごとに良化を感じます。
乗り込み量は申し分なく、久々でも仕上がりは良好と見て良いでしょう。
ヴェロックス 追い切り評価:A
普段は栗東CWコースで追われることが多く、一週前追い切りと最終追い切りは長めにやれています。
ラストは鋭い伸び脚を使う馬で、攻めの調教で終い11秒台の好時計を出していれば仕上がり順調とみて良いでしょう。
好時計を出してくる一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば軽視禁物です。
ただ、テンションが高い馬なので、本番の落ち着きによっては注意が必要です。
近走はG1でも安定して走れており、能力は高い馬なので仕上がりが良好なら今走も楽しみですね。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:日本ダービー(3着)
5/16 栗CW良 一杯
78.7 63.6 49.7 36.4 11.2 [8]
一杯に追われた1600万クラスのジェシーと併せて、内を0.4秒追走して0.7秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:神戸新聞杯
9/11 栗CW良 一杯
82.7 65.9 50.7 37.0 11.7 [8]
一杯に追われた古馬3勝のジェシーと併せて、内を0.2秒追走して0.6秒先着しました。
今週はビッシリ追われ、前走時を上回る抜群の反応を見せています。
ラスト1Fも11.7秒の鋭い伸び脚で格下の併走馬を大きく突き放しており、4ヶ月ぶりでも気配は良好です。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:日本ダービー(3着)
5/22 栗CW良 強め
82.9 67.2 52.3 38.4 11.4 [9]
今回の最終追い切り:神戸新聞杯
9/19 栗CW良 強め
83.0 66.5 52.1 38.0 12.3 [5]
最終追い切りは川田騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
普段通り一週前追い切りでは一杯にやれており、今週は終い重点に追われ12秒台前半の力強い脚さばきを見せています。
折り合いもスムーズで仕上がりは万全と見て良いでしょう。
4ヶ月ぶりの出走にはなりますが、馬体も充実し態勢の整った今走は楽しみな一頭です。
ワールドプレミア 追い切り評価:B+
レース直前の水曜追いは基本的に強めの調教が施されており、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
一杯に追われる一週前追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、攻めの調教は要チェックです。
併せ馬では遅れることも多いですが、結果は出ているので動いていれば特に心配はいらないでしょう。
攻めの調教ではラストが遅くなることが多いですが、最終追い切りで折り合いのついた調整ができていれば問題ないです。
今走は約半年ぶりの出走となりますが、休養明けは強い馬ですし、初重賞でも仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:若葉ステークス(2着)
3/6 栗坂良 一杯
53.8 38.9 25.1 12.6
強めに追われたオープン馬のヴィブロスと併せて、0.7秒先行して0.2秒遅れました。
今回の一週前追い切り:神戸新聞杯
9/12 栗CW良 一杯
82.5 66.6 51.8 37.8 11.9 [5]
一杯に追われた新馬のアドマイヤチャチャと併せて、外を0.6秒先行して0.6秒先着しました。
一週前追い切りは藤岡康太騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
併せ馬では新馬とはいえ珍しく先着しており、折り合いのついた調教で好時計をマーク。
追われてからの反応も良好で、ラストは11秒台の鋭い伸び脚を見せています。
2週連続で強めの調教ができており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:若葉ステークス(2着)
3/13 栗坂稍 強め
52.6 39.0 25.6 12.7
今回の最終追い切り:神戸新聞杯
9/18 栗坂良 強め
52.7 38.3 24.7 12.4
一杯に追われた新馬のエバービクトリアスと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りは武豊騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は終い重点に追われましたが、ラストが若干遅くなったのは気になります。
ただ、全体時計は自己ベストと0.1秒しか変わらない時計を叩き出しており、フットワークも軽快で状態は良さそうです。
3週連続で強めにやれており、乗り込み量も十分で力は出せるでしょう。
オールカマー2019 追い切り情報
オールカマー2019 追い切り情報
9月22日(日)中山芝2200m
レイデオロ 追い切り評価:A
藤沢厩舎のため、馬なり中心の調教です。
強めに追われるとしたら最終追い切りの時にゴール前仕掛けをしています。
基本的に一週前追い切りと最終追い切りは、騎手騎乗と併せ馬で実戦を意識した調教をして、心身共に態勢を整える形です。
大体一週前追い切りは併走馬に遅れをとりますが、皐月賞のように最終追い切りで遅れてなければ、特に心配はいらないでしょう。
一週前追い切りや最終追い切りが併せ馬ではなかったり、普段と違う内容だったら一度確認した方が良いですね。
前走は6着に敗れましたが帰国後一発目。国内では信頼度は高いので、叩いて上積みが見込める今走は改めて期待したい。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:宝塚記念(5着)
6/12 美南W良 馬なり
53.7 40.1 13.0 [8]
一杯に追われた古馬2勝のラボーナと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:オールカマー
9/11 美南W稍 馬なり
68.6 53.8 39.2 12.1 [7]
馬なりに追われたオープン馬のゴーフォザサミットと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りは五十嵐雄祐騎手騎乗しての調教です。
8月25日から調教を開始して一週前追い切りで10本目の乗り込み。
今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで余裕を持って併走馬に同入。
終いの伸び脚も鋭く、折り合いのついた調教で仕上がりは順調と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:宝塚記念(5着)
6/19(水) 美南W良 馬なり
54.1 39.2 12.9 [7]
馬なりに追われた古馬3勝のトレクァルティスタと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 美南W稍 馬なり
69.9 54.1 39.9 12.9 [7]
馬なりに追われたオープン馬のゴーフォザサミットと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週も併走馬をあっさり追走同入しており、一週前追い切り同様に動きは抜群です。
軽めの調整でしたが、行きっぷりは良好でラストも12秒台の好時計をマーク。
折り合いもついており、仕上がりは万全です。
ウインブライト 追い切り評価:A
普段は馬なり中心の調教で、時々一週前追い切り、最終追い切りに直線一杯の調教をしています。
比較的強めに追われている時の方が成績は良好です。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で調教を行うことが多いですが、普段は追走先着または追走同入しているため、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
この馬は中山巧者で重賞含めて馬券を外したのは皐月賞のみ。
中山コースでの連対率は高く、G2中山記念では2連覇を達成しています。
今走は海外遠征後一発目の出走となりますが、得意コースなら押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:中山記念(1着)
2/14 美南W良 馬なり
84.9 68.7 52.8 38.3 12.4 [6]
直線一杯に追われた3歳未勝利馬のコスモアドムと併せて、外を追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りでは松岡騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:中山金杯
9/12 美南W良 馬なり
65.5 51.3 38.1 12.3 [7]
一杯に追われた古馬1勝のマイネルセリオンと併せて、外を0.8秒追走して0.6秒先着しました。
一週前追い切りは松岡騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今走は馬なり中心に調教されていて、一週前追い切りで9本目の乗り込み。
ひと追いごとに状態は良化しており、2週前追い切りと今週は力強い伸び脚で併走馬を圧倒しています。
今週は自己ベストを更新する走りを見せており、仕上がりはかなり順調と考えて良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:中山記念(1着)
2/20 美南W重 馬なり
85.0 69.2 53.7 39.0 12.8 [7]
強めに追われた3歳未勝利のコスモアドムと併せて、内を追走同入しました。
最終追い切りは松岡騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:オールカマー
9/18 美南W良 馬なり
68.7 54.0 39.9 12.4 [7]
馬なりに追われた古馬1勝のマイネルセリオンと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
最終追い切りは松岡騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週が好時計のため今週は軽めに流した程度の調整でしたが、行きっぷりは良好で格下の兵装う亜mを圧倒。
やや太め残りではありますが、ラストの伸び脚も抜群で折り合いもついています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
ミッキースワロー 追い切り評価:A
普段は馬なり中心の調教で時々終い重点に追われています。
また、併せ馬で気合い付けをすることが多く、単走で追われることが多いほど結果を残せていない傾向があります。
最終追い切りに終い12秒台を出しているレースの成績が良く、最終追い切りで好時計をマークするようなら押さえておくのが良さそうです。
今年はG3新潟大賞典からスタートして、ハンデ差を物ともせず2着。
続くエプソムカップは不完全燃焼で10着に敗れましたが、前走の七夕賞はトップハンデを背負って圧勝しています。
展開によって成績は大きく左右されてしまうので難しい馬ですが、能力は高い馬なので相手としては押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:七夕賞(1着)
6/27 美北C良 馬なり
69.0 53.3 39.0 12.3 [6]
馬なりに追われた古馬1勝のクイーンズテイストと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは菊沢騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:オールカマー
9/11 美南W稍 馬なり
67.4 52.7 38.3 12.7 [6]
馬なりに追われた古馬1勝のクイーンズテイストと併せて、内を1.0秒追走同入しました。
一週前追い切りは菊沢騎手が騎乗しての調教です。
プール調教を併用していますが、馬なり調教を中心に8月29日から入念に乗り込まれています。
2週前追い切りでは古馬3勝のミッキーポジションに2.3秒追走同入する走りで、今週も格下の併走馬相手に抜群の手応えを見せています。
折り合いもスムーズで引き続き気配は良好です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:七夕賞(1着)
7/3 美南P良 馬なり
67.0 51.8 38.2 12.1 [5]
最終追い切りは菊沢騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:オールカマー
9/19 美南W稍 馬なり
65.1 50.5 37.5 12.3 [4]
最終追い切りは菊沢騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、力強いフットワークで自己ベストを1秒更新!
全体時計も優秀ですが、ラストも鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。