日経新春杯2019 追い切り情報
日経新春杯2019 追い切り情報
1月13日(日) 京都芝2400m
メイショウテッコン 追い切り評価:B+
攻め動くタイプの馬ですが、調教の動きが本番でも反映されるので、好時計を叩き出しているなら注意が必要です。
自己ベストを出した若葉ステークスでは6着という結果に終わりましたが、スタートで躓いたのが原因のため、対象外で考えて良いでしょう。
普段は一週前追い切りに長めに追われ、攻めの調教を行なっているため、ラスト1Fが11秒台か12秒台前半であれば押さえておくのが良いでしょう。
近走は状態も安定してきており、中間の動きも良好で仕上がりは良い。
今走も自分のペースで走ることができれば可能性十分でしょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:菊花賞(14着)
10/11 栗CW良 強め
81.9 66.4 51.5 38.2 12.0 [7]
一杯に追われた500万クラスのモンファロンの内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:日経新春杯
1/3 栗CW良 強め
84.9 68.1 52.4 37.6 11.9 [9]
強めに追われて終い11秒台の好時計をマーク。
折り合いのついた調教で仕上がりは順調そうですね。
普段通り一週前追い切りは攻めの調教ができているので好感が持てる。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:菊花賞(14着)
10/18 栗CW良 馬なり
51.9 38.0 12.4 [6]
一杯に追われた1000万クラスのメイショウタラチネの内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今回の最終追い切り:日経新春杯
1/10 栗CW稍 直線強め
54.7 40.0 12.4 [6]
終い重点に追われたため、全体時計は平凡ですが、追われてからの伸び脚は鋭く前走時よりも状態は上向いています。
しっかり加速ラップを刻んでおり、久々でも仕上がりは良好でしょう。
一週前追い切りには長めに追われて、ラスト11秒台の好時計を叩き出しており、改めて期待したい一頭です。
ムイトオブリガード 追い切り評価:A
レース間隔が短い時は馬なりのみの調教が多いですが、普段は一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われています。
芝転向後は初めは反応が悪かったですが、レース毎にパワーアップしており、近走は調教でも好時計を叩き出しております。
一週前追い切りや最終追い切りの動きが本番でもしっかり反映されていますので、攻めの調教で好時計を出すようなら一発注意です。
3月時点では阪神大賞典で8着しましたが、そこから力をつけた前走は万全のデキで2着に好走。
あまり好走のできていない京都コースは気がかりですが、実力はメンバー上位で前走と同様に仕上がり万全なら軽視禁物です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(2着)
10/25 栗CW良 一杯
81.5 65.1 50.7 37.3 12.2 [7]
一杯に追われた1000万クラスのエオリアと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今回の一週前追い切り:日経新春杯
1/3 栗CW良 一杯
80.8 64.8 50.7 36.8 12.0 [6]
一杯に追われた1600万クラスのアダムバローズと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
レース毎に状態は良化しており、今週も自己ベストを大きく更新する走りを見せています。
全体時計もかなり優秀で、追われてからの伸び脚も抜群。
折り合いはスムーズで仕上がりは順調でしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(2着)
10/31 栗CW良 馬なり
81.2 65.2 51.6 37.8 11.9 [5]
一杯に追われた1000万クラスのエオリアの外を0.4秒先行して0.5秒先着しました。
今回の最終追い切り:日経新春杯
1/9 栗CW稍 一杯
81.1 65.7 51.2 37.7 12.3 [7]
一杯に追われた500万クラスのタガノアニードと併せて、内を1.0秒追走して0.4秒先着しました。
2週連続ビッシリ追われ、自己ベストを更新する走りは好感が持てる。
追われてからの反応も抜群で、折り合いもしっかり付いています。
馬体も充実し、仕上がりは万全とみて良いでしょう。
グローリーヴェイズ 追い切り評価:B
水曜追いは併せ馬で気合い付けを行う傾向があります。
ラストは普段鋭い脚を使うので、併走馬と併せて終い12秒台の好時計がでるようなら押さえておきたい馬です。
仕上がりはいつも良好なので、力強い脚さばきでしっかり動いていれば気配良好と見て良いでしょう。
また、鉄砲は利く馬で、休み明けでも乗り込まれていれば全く問題ない。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:菊花賞(5着)
10/11 美南W稍 一杯
83.1 67.3 52.3 37.9 13.0 [7]
障害オープン馬のリミットブレイクの外を1.2秒追走同入しました。
一週前追い切りでは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:日経新春杯
1/3 美南W良 一杯
83.2 67.7 52.7 38.0 13.0 [8]
馬なりに追われた1000万クラスのアンネリースと併せて、外を1.2秒追走同入しました。
一週前追い切りは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
ビッシリ追われた割には伸び脚はイマイチでしたが、長めに追われているのは好感が持てる。
格下の併走馬にも楽々同入しており、状態は悪くなさそうですね。
最終追い切りの動きに注目です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:菊花賞(5着)
10/17 美南W稍 馬なり
84.6 68.6 53.8 38.6 12.7 [7]
強めに追われた障害オープン馬のリミットブレイクの内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:日経新春杯
1/9 美南W良 強め
55.2 39.6 12.8 [8]
一杯に追われた500万クラスのブショウと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りでは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
普段通り最終追い切りも併せ馬で強めに追われていて、ラストは12秒台の鋭い脚を使っています。
格下の併走馬にも楽々先着し、このひと追いで状態は良化。
乗り込み量も申し分なくこの調子なら軽視は禁物ですね。
フェアリーステークス2019 追い切り情報
フェアリーステークス2019 追い切り情報
1月12日(土) 中山芝1600m
ホウオウカトリーヌ 追い切り評価:B+
レース間隔が短いため乗り込み量は少ないですが、馬なり中心の調教スタイルです。
終いの伸び脚はイマイチですが、全体時計は優秀で、全体で好時計を叩き出すようなら軽視禁物ですね。
水曜追いは併せ馬で気合いづけをしており、新馬戦時のように遅れるようなら注意が必要ですが、しっかり追走同入、先着しているなら押さえておくのが良いでしょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:黒松賞(1着)
11/29 美坂稍 馬なり
53.3 39.0 25.3 12.3
馬なりに追われた500万クラスのシゲノブに0.4秒先行同入しました。
一週前追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:フェアリーステークス
1/3 美南W良 強め
69.4 53.0 40.2 13.9 [8]
強めに追われた3歳未勝利馬のファムファタルと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
終い重点に追われ、普段と同様に時計は出ていませんが、格下の併走馬にあっさり先着しこの馬なりに順調です。
今走はレース間隔が空いており、乗り込み量も十分で、最終追い切りで万全に仕上がれば楽しみな一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:黒松賞(1着)
12/5 美南W良 馬なり
67.5 52.6 38.9 12.9 [7]
馬なりに追われた新馬のミスマリアの内を0.7秒追走同入しました。
今回の最終追い切り:フェアリーステークス
1/9 美南W良 馬なり
69.0 53.6 39.8 13.8 [7]
最終追い切りは大野騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
軽く流した程度でラストは遅くなりましたが、動きは軽快で仕上がりは順調そうですね。
間隔を空けて入念に調教メニューをこなしているので、仕上がり万全ならレベルの上がる今走も押さえておきたい一頭です。
コントラチェック 追い切り評価:B+
馬なり中心の調教で、基本水曜追いは併せ馬で気合いづけをしています。
伸び脚は良好で、併せ馬で終い12秒台の時計を出していれば軽視禁物です。
また、併走馬に遅れることもありますが、しっかり結果は出ているので、遅れても抜群の伸び脚を見せていれば押さえておくのが良いでしょう。
2.一週前追い切り
9/20 美坂良 馬なり
55.3 40.2 26.2 12.7
一週前追い切りは上野翔騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:フェアリーステークス
1/3 美坂良 馬なり
55.9 40.6 26.3 13.0
馬なりに追われた1600万クラスのハウメアと併せて、0.4秒追走同入しました。
格上の併走馬と互角にやれており、軽めの調教でも力強いフットワークで仕上がりは順調でしょう。
乗り込み量も申し分なく、折り合いもスムーズです。
動きは軽やかで久々でも一発目から走れそうですね。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:サフラン賞(2着)
9/26 美坂稍 馬なり
55.0 40.0 26.1 12.7
馬なりに追われた500万クラスのレッドヴィクターを0.8秒追走同入しました。
最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:フェアリーステークス
1/9 美南W良 馬なり
69.8 53.4 40.1 13.8 [6]
馬なりに追われた3歳500万クラスのレディマクベスと併せて、内を1.6秒追走して0.4秒遅れました。
最終追い切りは北村宏司騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
馬なり中心の調教で、最終追い切りは軽めに流した程度。
併せ馬には遅れましたが、かなり追走してのもので、そこまで心配はいらない。
水曜追いは普段通り併せ馬で行なっており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
アマーティ 追い切り評価:B+
水曜追いはウッドチップコースで追われ、一週前追い切りに強めの調教、最終追い切りに軽く流す調教スタイルです。
プール調教を併用しておりますが、まだ若いので特に心配はいりません。
一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗でやれていて、終い重点に追われて12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:サウジRC(3着)
9/26 美南W稍 一杯
70.2 54.7 39.9 12.9 [7]
一杯に追われたオープン馬のリョーノテソーロの外を0.5秒先行同入しました。
一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:フェアリーステークス
1/4 美南W良 馬なり
84.0 68.0 53.6 40.1 14.2 [6]
強めに追われた障害オープン馬のコンコードと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。
今週は軽く流した程度で、時計は出ていませんが、併走馬に余裕で先着している点は好感が持てる。
一週前追い切りで5回目の調教と十分に乗り込まれ状態も良好です。
最終追い切りでも引き続き好調キープなら今走も楽しみな一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:サウジRC(3着)
10/3 美南W良 馬なり
52.9 38.6 12.9 [6]
最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:フェアリーステークス
1/9 美南W良 馬なり
56.3 39.9 12.4 [4]
普段通り最終追い切りは軽めの調整でしたが、ラストは12秒台の好時計を叩き出しています。
レース毎に力をつけており、フットワークは軽快で折り合いもスムーズです。
久々のレースにはなりますが、馬体も充実して一発目から力は出せる状態でしょう。
京成杯2019 追い切り情報
京成杯2019 追い切り情報
1月14日(月) 中山芝2000m
カテドラル 追い切り評価:B
馬なり中心の調教で、最終追い切りは栗東坂路コースで追われるスタイルです。
一週前追い切りはCWコースで併せ馬をしており、東スポ2歳Sのように一週前追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですね。
終いはよく伸びる馬で、しっかり加速ラップを刻んでいれば仕上がりは良好と見て良いでしょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:東スポ2歳S(11着)
11/7 栗CW良 馬なり
83.6 67.4 52.3 38.3 11.9 [6]
馬なりに追われた1000万クラスのモーヴサファイアの内を0.5秒追走して0.2秒遅れました。
一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:京成杯
1/4 栗CW良 一杯
82.6 66.9 52.0 37.9 12.4 [6]
一杯に追われた1600万クラスのバティスティーニと併せて、内を0.5秒追走して0.4秒遅れました。
珍しく一週前追い切りはビッシリ追われ、前走時よりも時計は出ていましたが、併走馬に見劣る内容でした。
折り合いはついていて状態は悪くなさそうですが、現状は様子見したい一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:東スポ2歳S(11着)
11/14 栗坂良 馬なり
54.2 39.2 25.0 12.2
今回の最終追い切り:京成杯
1/10 栗CW稍 馬なり
86.3 68.8 52.9 38.4 11.8 [9]
一週前追い切りにビッシリ追われた分、最終追い切りは軽く流した程度。
それでもやや重の馬場で、外を回って好時計をマークしているのは好感が持てます。
馬なり調教でも道中ぐんぐん伸びていき、ラストは11秒台の好時計を叩き出しています。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調とみて良いでしょう。
ランフォザローゼス 追い切り評価:B+
新馬戦時は最終追い切りに直線一杯に追われる内容でしたが、普段は馬なり中心の調教です。
攻め動くタイプの馬ではなく、時計は平凡ですが、しっかり結果は残しているので、折り合いがついていれば軽視禁物ですね。
基本は併せ馬で調整され、追走同入する形が多いため、併走馬に遅れるようなら注意です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:葉牡丹賞(2着)
11/21 美南W良 馬なり
70.6 54.3 40.2 13.1 [7]
馬なりに追われた500万クラスのフラットレーの内を0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:京成杯
1/3 美坂良 馬なり
58.0 42.4 27.2 13.4
馬なりに追われた500万クラスのラボーナと併せて、0.5秒追走同入しました。
坂路コースで入念に追われ、一週前追い切りで8回目の調教と乗り込み量は十分です。
普段通り時計は出ていませんが、折り合いはスムーズで併走馬にも追走同入と順調に調教メニューをこなしています。
仕上がりは良好と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:葉牡丹賞(2着)
11/28 美南P良 馬なり
72.8 56.9 43.2 13.3 [6]
馬なりに追われた1000万クラスのライラックカラーの内を0.7秒追走同入しました。
最終追い切りは木幡育也騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:京成杯
1/9 美南W良 馬なり
54.9 41.0 13.4 [7]
馬なりに追われた障害オープン馬のドラゴンストームと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りはO.マーフィー騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
普段通り調教では動きませんが、併走馬にも遅れず軽快なフットワークでやれているのは好感が持てる。
最終追い切りで10回目の調教と乗り込み量は十分で、この馬なりに仕上がりは良好です。
シークレットラン 追い切り評価:B+
水曜追いは強めに追われることが多く、併せ馬で気合いづけをしています。
攻め駆けするタイプの馬ではないため、併走馬に遅れることもありますが、しっかり結果を残しているので心配はいらないでしょう。
また、強めに追われて終い13秒台の時計が通常で、併走馬に先着するようなら押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:葉牡丹賞(1着)
11/22 美南W稍 強め
66.0 51.3 37.6 13.7 [3]
馬なりに追われた新馬のサンダーソニアと併せて外を同入しました。
今回の一週前追い切り:京成杯
1/3 美南W良 強め
67.0 52.3 38.1 13.2 [5]
一杯に追われた新馬のベルキューティと併せて、外を0.2秒先着しました。
終い重点に追われ力強い伸び脚を見せています。
追われた反応も良好でこの馬なりに順調な仕上がりです。
最終追い切りで万全に仕上がれば引き続き期待したい一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:葉牡丹賞(1着)
11/28 美南W良 ゴール前強め
67.4 52.3 38.4 13.5 [6]
終い強めに追われた新馬のサンダーソニアの外を0.6秒先行して0.4秒先着しました。
今回の最終追い切り:京成杯
1/10 美南W良 強め
69.6 54.3 39.4 13.6 [6]
強めに追われた500万クラスのエピックスターと併せて外同入しました。
相変わらず時計は出ていませんが、動きは軽快で仕上がりは良好です。
引き続き反応も良好で、得意の中山なら重賞でも一発注意ですね。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。