NHKマイルC2019 追い切り情報

NHKマイルカップ2019 追い切り情報

NHKマイルカップ2019 追い切り情報


5月5日(日)東京芝1600m

アドマイヤマーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いている時は入念に乗り込まれ、一週前追い切りに時計を出す調教をすることが多いです。
中2週で出走した中京2歳S時のように、レース間隔が短くても一週前追い切りか最終追い切りのどちらかでビッシリ追われているので、どちらか一方で攻めの調教ができているなら状態は良好と考えて良いでしょう。
普段調教では折り合いは付いていますし、仕上がりは毎回良好です。

集中力のある馬で、よほどのことがなければデキ落ちの心配はいらないでしょう。
今走時も攻めの調教で好時計を出せていれば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(4着)

4/4 栗CW良 一杯
96.5 80.5 64.8 50.1 36.8 12.0 [6]

馬なりに追われた1600万クラスのルタンデュボヌールと併せて、外を1.7秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/25 栗坂良 馬なり
52.0 38.4 25.2 12.5

中2週の出走となりますので、乗り込み量は少なく一週前追い切りで2本目。
今週は軽めに流した程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを更新。
終いの伸び脚も鋭く12.5秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもついており、仕上がりは順調とみて良いでしょう。
前走時の疲れもなさそうで、最終追い切りでも引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(4着)

4/10 栗坂重 強め
53.4 38.9 25.8 12.9

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/1 栗坂不 馬なり
56.6 41.3 26.8 12.9

動きは軽快で馬なり調教でも終い12秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
全体時計は出ていませんが、折り合いはスムーズで引き続き好調キープとみて良いでしょう。
日曜追いでは長めにやれており、良い状態で迎えられそうですね。
前走は前3頭が強かったですが、今走はその3頭は不在ですし、得意の距離で改めて期待したい。


カテドラル 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、たまに一週前追い切りに併せ馬で強めに追われる傾向があります。
一週前追い切りの攻めで好時計を出していますが、併走馬に遅れた時は注意が必要です。
実際に東スポ2歳Sと京成杯は11着に敗れましたし、直線で脚が止まってしまい、いつもの脚が使えていませんでした。

この馬の場合、加速ラップを刻んでいるかどうかも重要ではありますが、併走馬に先着しているかは要チェックですね。
最終追い切りは馬なりで調整して万全に仕上げてくるので、ラストがしっかり伸びていれば仕上がりは良好とみて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アーリントンカップ (2着)

4/3 栗CW良 馬なり
78.9 63.5 49.3 36.3 11.9 [6]

一杯に追われた1600万クラスのバティスティーニと併せて、内を1.9秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りではA.シュタルケ騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アーリントンカップ (2着)

4/10 栗坂重 馬なり
59.3 41.9 26.5 12.7

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/2 栗坂重 馬なり
57.2 40.6 26.3 12.5

最終追い切りで2本目の調教と乗り込み量は少ない。
今週は軽めの調整で馬場を考えるとラストの伸びは悪くないですが、全体的に動きは物足りなさを感じます。
前走時の反動は少し残ってそうですね。
軸で狙うには怖いですが、能力は高い馬なので当日のテンション次第では軽視禁物です。


グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
併せ馬ではラストはしっかり伸びる馬で、終い12秒台の好タイムを出していれば仕上がり良好とみて良さそうです。
攻め動くタイプの馬ではないので全体タイムは早くなく、サウジアラビアRCの時のように併走馬に遅れを取っていても結果がでているので、調教の動き次第では遅れは心配いらないでしょう。

調教では楽な手応えで追っているかどうかは要チェックですね。
レースごとに力をつけており、馬体も大きくなっているので今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(1着)

3/27 美南W良 馬なり
69.3 53.0 39.0 12.5 [8]

馬なりに追われた1600万クラスのハウメアと併せて、外を1.0秒先行同入しました。
一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/24 美南W良 馬なり
72.7 56.6 42.2 13.5 [7]

一週前追い切りで1本目の調教となりますが、今週は馬なり調教で軽く流した程度。
軽快なフットワークでしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
前走時の疲れも回復しており、引き続き馬体も充実しております。
普段通り落ち着いた調整ができており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りで態勢が整えば2戦目となる今走も楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(1着)

4/3 美南W良 馬なり
69.0 53.6 40.2 12.7 [8]

馬なりに追われた500万クラスのウェストブルックの外を0.8秒先行して0.3秒先着しました。
最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/2 美南W重 馬なり
68.8 53.5 38.9 12.4 [8]

強めに追われた障害未勝利馬のキングドラゴンと併せて、内を0.4秒追走して0.3秒先着しました。
最終追い切りはC.ルメール騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は重馬場でも抜群の行きっぷりで自己ベストを更新する走りを見せています。
終いの伸び脚も鋭く、しっかり加速ラップを刻んだ調教で仕上がりは万全とみて良いでしょう。
ひと叩きしてさらに状態は上向いているので、前走に引き続き楽しみな一頭です。


クリノガウディー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

坂路コース中心の調教で、水曜追いは基本騎手騎乗で一杯に追われています。
攻め動くタイプの馬なので、比較的時計は出ていますが、一杯に追われて51秒台の時計であれば好調と考えて良いでしょう。
ステッキをいれた時の反応は要チェックですね。

毎回仕上がりは問題ないですし、折り合いのついた調教ができていれば押さえておくのが良いでしょう。
朝日杯では自己ベストを更新する走りで見事2着に好走しています。
今走も自分のリズムで走ることができれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(16着)

4/3 栗坂良 強め
54.3 39.7 25.1 11.9

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(16着)

4/10 栗坂重 馬なり
53.4 38.6 25.3 13.0

一杯に追われた1600万クラスのスズカフリオーソと併せて、0.4秒追走して0.4秒遅れました。
最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/1 栗坂不 一杯
53.4 38.9 25.0 12.1

最終追い切りは藤岡佑介騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はビッシリ追われ、不良馬場でも終い12.1秒の力強い伸び脚を見せています。
今走時はしっかり折り合いのついた調教ができており、前走時よりも良いデキで臨めそうですね。
仕上がりは良好です。


ケイデンスコール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

プール調教を併走することもありますが、まだ若いので特に心配はいらないです。
一週前追い切りと最終追い切りに併せ馬で実戦を意識した調教をしており、最終追い切りはウッドチップコースでやられる傾向があります。
また、攻めの調教では追われてからの反応は良好で、ラストは12.0秒近い時計を出すことが多いです。

今走時も一杯に追われて、終い11秒台の好時計を出すようなら軽視禁物です。
休養明けがどうかというところですが、粘り強さはある馬で能力はこのメンバーでも劣りません。
仕上がり万全なら押さえておきたい一頭ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日杯(4着)

3/14 栗CW良 一杯
81.9 65.6 50.9 37.7 11.6 [8]

馬なりに追われた障害未勝利馬のライオネルカズマと併せて、内を1.7秒追走してクビ差先着しました。
一週前追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/24 栗CW良 一杯
81.5 65.9 51.4 37.5 12.7 [6]

3歳500万クラスのトウカイオラージュと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
前走休養明けをひと叩きして状態は上向いており、今週はビッシリ追われて自己ベストを更新。
ただ、普段ラスト1Fで11秒台の時計を出すこの馬としては、終い12.7秒は物足りなく感じます。
追われてからの反応も平凡で最終追い切りに期待したい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日杯(4着)

3/20 栗CW良 一杯
52.4 37.7 11.4 [6]

一杯に追われた1000万クラスのミッキーワイルドの内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/2 栗坂重 一杯
55.3 39.8 25.2 12.5

一週前追い切りに続いて今週もビッシリやれています。
最終追い切りで7本目の調教メニューを消化しており、追われた反応も良好で状態は悪くなさそうですね。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調とみて良いでしょう。
あとは、相手のレベルが上がる今走はどこまで通用するかどうか。


ダノンチェイサー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が短い時は馬なりで調整されることが多いですが、一週前追い切りは一杯に追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬で、追われて終い11秒台が出ていれば好調と考えて良いでしょう。
水木曜追いは栗東CWコースで長めに追われており、併せ馬で実戦を意識した調整が行われています。

ここの動きが本番でも反映されてくるので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですね。
近走は状態も良好で抜群の行きっぷりを見せているので、叩いて上積みが見込める今走も仕上がり万全なら軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:きさらぎ賞(1着)

1/24 栗CW良 一杯
81.9 66.4 52.0 38.4 12.1 [7]

一杯に追われた500万クラスのサトノゲイルと併せて、内を1.0秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/24 栗CW良 一杯
82.4 67.6 53.7 38.9 11.6 [7]

一杯に追われたオープン馬のアイスバブルと併せて、内を1.5秒追走して0.6秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
普段通り2週前追い切りからビッシリ追われており、今週も一杯に追われ力強い伸び脚を見せいています。
追われてからの反応は抜群で終い11秒台の好時計を叩き出しており、全体時計自己ベストを更新しています。
引き続き動きは良好で仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:きさらぎ賞(1着)

1/30 栗CW良 強め
84.5 68.3 53.0 38.3 11.8 [8]

馬なりに追われたオープン馬のジャンダルムの外を0.6秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/2 栗CW重 馬なり
53.4 38.5 11.6 [8]

一杯に追われた1000万クラスのヴェルテアシャフトと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは川田騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
一週前追い切りはビッシリ追われている分、今週は軽く流した程度の調整でしたが、重馬場で終い11.6秒の猛時計を叩き出しています。
馬体も引き締まっておりますし、軽快なフットワークで態勢は整ったとみて良いでしょう。


ファンタジスト 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いている時は、2週前追い切りから強めの調教を行なっています。
坂路コースを中心に調整されており、ビッシリ追われている時は終い11秒台の時計を出しています。
攻めの調教で終い11秒台の脚を使うようなら、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

近走は特に仕上がりは良好ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば今走も押さえておくのが良さそうですね。
能力は高い馬なのでレース展開が噛み合えば期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(13着)

4/3 栗坂良 強め
51.1 37.1 24.0 11.7

一杯に追われた1000万クラスのコロラトゥーレと併せて、0.4秒追走して0.8秒先着しました。
一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/25 栗坂良 馬なり
56.4 40.8 27.0 13.3

普段一週前追い切りは強めに追われておりますが、今走はレース間隔が短いため一週前追い切りは軽めの調整でした。
時計を出す調教ではありませんでしたが、フットワークは軽快でしっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
動きは悪くないですし、距離短縮となる今走は最終追い切りで態勢が整えば軽視禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(13着)

4/10 栗坂重 一杯
52.3 37.6 24.3 12.1

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/1 栗坂不 一杯
53.1 38.3 24.7 11.9

日曜追いに続いて今週も一杯に追われています。
攻めは動くタイプの馬なので、終い11秒台と時計は出ていますが、動きは平凡といったところでしょう。
前走時と比べると時計は出ていませんし、追われてからの反応は鈍いように感じます。
しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てますが、軸で狙うにはおすすめできない一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。