馬の脚質や距離の特性など

競馬用語集(馬の脚質や特性など)

脚色

馬の走りっぷりのことを言います。

余力十分の場合は「脚色が良い」と言われ、余力がないバテバテのときは「脚色一杯」などと言われています。

一杯

脚色が一杯と言われるように、余力を出しきって失速することを言います。

馬なり

「持ったまま」とも言われ、追うことなく馬の走る気にまかせることを言います。

余力を十分残している状態のことです。

駈歩

左右不対称の歩法のことを言います。

左右の駈歩があり、左右どちらの前肢が前に出るかで区別されます。

脚質

逃げ、先行、差し、追込などレースの走り方のことを言います。

キャンター

馬の歩法の1つで駈歩のことを言います。

ギャロップ

馬の歩法の1つで襲歩のことを言います。

差し脚

脚質の1つで最後の直線やレース後半に速い脚を使って、先行している馬を交わすことを言います。

差し馬

競馬において差し脚を使う競走馬のことを言います。

斜対歩

馬の歩法の1つで、2節の歩き方で右前肢と左後肢、左前肢と右後肢が1組ずつほぼ同時に着地、離地する速歩のことを言います。

襲歩

馬の歩法の1つで、駈歩からさらに速度を速めた歩法のことを言います。

速度は最も早く、全速力で走る馬の歩き方です。

駈歩との違いは、駈歩では三肢が同時に着地している瞬間が存在するが、襲歩では同時に着地するのは最大二肢というところです。

末脚

ゴール近くでの馬の伸び脚のことを言います。

ゴール前で加速する馬を「末脚の切れる馬」、ゴール前で減速する馬を「末脚が甘い馬」などと言われています。

ステイヤー

持久力があり、2400m以上の長距離が得意な競走馬のことを言います。

スプリンター

スピードがあり、1600m未満の短距離が得意な競走馬のことを言います。

側対歩

馬の歩法の1つで、2節の歩き方で右前肢と右後肢、左前肢と左後肢が1組ずつほぼ同時に着地、離地する速歩のことを言います。

ダク

馬の歩法の1つで、速歩のことを言います。

手前

馬の歩法の1つで、左前肢より右前脚の方を前にして走ることを右手前と言い、右前肢より左前脚の方を前にして走ることを左手前と言います。

馬にも利き脚があり、4肢のいずれかに故障のある馬は、右か左どちらかの手前を苦手とします。

トロット

馬の歩法の1つで、速歩のことを言います。

右前脚と左後ろ脚を同時、次に左前脚と右後ろ脚を同時に地面に着ける歩き方。

常歩

速度は分速110mほどで、4肢が別々に着地する歩き方。

動く順番は右後肢→右前肢→左後肢→左前肢。

常歩、速歩、駈歩、襲歩の歩法の内、最も遅い歩き方で、騎手は前後に揺れが伝わる。

ハッキング

軽めの駈歩のこと。軽いキャンター。

速歩

速度は分速220mほどで、右後肢と左前肢、左後肢と右前肢がペアになって着地する歩き方(斜対歩)。

常歩より速い歩き方で、騎手は上下に揺れが伝わる。

歩法

馬の歩き方のこと。

基本歩法である常歩、速歩、駈歩、襲歩の4種が一般的です。

歩様

馬の歩き方のこと。

歩法とも言う。

マイラー

1マイル(1600m)前後のレースを得意とする馬のこと。

ミドルディスタンスホース

2000m前後の中距離を得意とする馬のこと。