競馬用語集(血統・馬の種類など)
アウトブリード
血統の5代前までに同じ先祖を持たない異系交配のこと。
雑種強勢によって馬の生産力、活力、運動能力を強化するために行われる。
アラブ
アラビア半島にて生産された馬のこと。
競争能力はサラブレッドに劣り、馬の全品種の中で最も古い。
アングロアラブ
サラブレッドとアラブの交雑種のこと。
アーニング・インデックス
種牡馬の産駒平均取得賞金の割合を表したもの。
平均値を1.00として、数値が大きいほど産駒1頭あたりの賞金が多い。
インブリード
アウトブリードとは反対に、血統の5代前までに同じ先祖を持つ近親交配のこと。
サラブレッドの場合に、多く行われる。
奇跡の血量
3代目と4代目に同じ祖先を持つ場合、血量がその祖先の18.75%である血量のこと。
名馬に多く見られ、よく走る馬に多いため奇跡の血量と呼ばれている。
基礎牝馬
同じ牝系のグループから優秀な馬を多く輩出していた場合、その基礎となった牝馬のこと。
兄弟馬
同じ母親から生まれた馬のこと。
父親も同じ場合は全兄弟、異なる場合は半兄弟と呼ばれる。
近親交配
血統の5代前までに同じ先祖を持つ近親交配のこと。
軽種
軽快な品種で競走馬や乗用馬として適用される。
品種は、サラブレッド、アラブ、アングロアラブ(アア)、サラブレッド系種、アラブ系種の5種である。
血統
親馬の系統のこと。
優秀な血統の馬であるほど好成績を上げる確率が高い。
血統書
サラブレッドの血統が記載された書物のこと。
競走馬として登録する場合、血統登録証明書を発行する必要がある。
血統登録
人間でいう戸籍のようなもので、産まれてきた仔馬について、父母の血統、品種、毛色や特徴などを登録するもの。
サラブレッド
イギリスで長い間かけて、競走馬として作り出された馬の品種の一つ。
最近では毛並みの良い馬に対しても用いられ、省略される場合は「サラ」と言われる。
三大根幹種牡馬
三大始祖のこと。
三大始祖
バイアリーターク(1680年生)、ダーレーアラビアン(1700年生)、ゴドルフィンアラビアンのこと。
現代の世界中のサラブレッドは父系の血統をたどっていくと、全てこの3頭の馬に遡ることができるため、この3頭をサラブレッドの三大始祖(三大父祖)という。
種牡馬
馬の父親のこと。
より強い馬を作るため好成績の競走馬や、良血統の競走馬が選定される。
準サラ
アラブ血量が25%以下の馬のこと。
現在は、昭和49年6月1日の登録規程の改正によって、準サラという品種は廃止されサラ系となった。
スタミナ・インデックス
種牡馬の産駒の平均勝ち距離のこと。
短距離戦中心の2歳戦と障害戦を除いて計算され、その結果により、その種牡馬の産駒の距離適応性を判別できる。
しかし、母馬の資質が加味されておらず、スタミナ・インデックスが100%、産駒に順応するとは言えない。
ファミリーテーブル
サラブレッドの血統をその牝系統別にまとめて、成績や生年などを付記してそれぞれ牝系の根幹馬まで辿ったもののこと。
ファミリーナンバー
ダービー、セントレジャー、オークスの第1回からの勝ち馬である牝系43頭の中で、3大レースの勝ち馬を多く出している順番に第1族から43に分類し、各々の番号の直系牝馬と直仔を番号で示したもののこと。
現在は番号も追加されているため、若い番号が優秀であるとは限らない。
ブルードメアサイヤー
母馬の父親のこと。
「ブルードメア」は繁殖牝馬のことで、「サイヤー」は種牡馬のこと。