クラスターカップ2019 追い切り情報

クラスターカップ2019 追い切り情報

8月12日(月)盛岡ダート1200m

アシャカダイキ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

最終追い切りで終い重点に追われることもありますが、普段は馬なり中心の調教です。
基本的に併せ馬で調整されており、先行同入や遅れることも少なくありません。
ただ、追走先着しているレースの方が好成績を残している傾向があり、調教で併走馬に遅れるレースは注意が必要ですよ。

近走は入念に乗り込まれている方が結果を残しており、最終追い切りで力強い走りを見せるようなら軽視禁物です。
時計も53秒くらいならこの馬なりに順調と考えて良いでしょう。
2戦連続で敗れていますが、相手関係が楽になる今走は万全に仕上がれば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天保山ステークス(6着)

5/29 美南W重 馬なり
70.3 53.8 39.1 12.8 [7]

一杯に追われた古馬1勝のトモジャプリマと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:クラスターカップ

7/31 美北C良 馬なり
67.2 52.2 38.5 12.5 [6]

一杯に追われた古馬1勝のトモジャバロンドと併せて、内を1.8秒追走同入しました。
行きっぷりは良好で、今週は自己ベストを6.5秒も更新しています。
軽快なフットワークでラストも力強い伸び脚で併走馬にあっさり同入。
折り合いもついており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天保山ステークス(6着)

6/5 美南W良 馬なり
70.6 55.4 40.9 13.3 [7]

強めに追われた古馬1勝のトモジャタイクーンと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:クラスターカップ

8/7 美北C良 一杯
68.3 52.7 38.5 11.8 [7]

強めに追われた古馬3勝のアポロユッキーと併せて、内を0.8秒追走して0.6秒先着しました。
最終追い切りは三浦騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はビッシリ追われ終い11.8秒の猛時計をマーク。
先週に続いて抜群の反応を見せており、古馬3勝の併走馬を圧倒しています。
折り合いもスムーズで仕上がりは万全と見て良いでしょう。


コパノキッキング 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教をしていて、少し太めの場合に最終追い切りで強めに追われています。
ラストは良く伸びる馬で、最終追い切りで終い12秒台の時計を出すようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
連闘が続いているためか乗り込み量は毎回少ないですが、落ち着いて元気一杯に動けているなら心配はいらないです。

行きたがって思うような調教ができなかった大阪スポーツ杯では4着、フェブラリーSでは、展開がやや向かなかったが、直線は素晴らしい伸びを見せて5着を確保しています。
それ以外は連対率100%を誇り、9戦中7勝の実績です。
G1でも十分通用する能力を持ち合わせており、地方重賞でも楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京スプリント(2着)

3/31 栗CW良 馬なり
75.0 58.4 41.9 12.2 [5]

今回の一週前追い切り:クラスターカップ

8/1 函館ダ良 強め
68.7 53.2 38.7 12.2 [7]

今週は終い重点に追われ、終い12.2秒の好時計を叩き出しています。
追われた時の反応は良好で力強い脚さばき。
一週前追い切りで2本目の調整となりますが、馬体も良好で特に問題はなさそうです。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができており、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京スプリント(2着)

4/6 栗CW良 馬なり
85.9 67.3 51.8 37.8 12.7 [6]

今回の最終追い切り:クラスターカップ

8/8 函館ダ良 強め
68.5 52.5 37.8 12.1 [7]

先週に続いて今週も強めに追われています。
一週前追い切りと同様に軽快な動きで終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで仕上がりは万全でしょう。
G1フェブラリーステークスでは5着に敗れましたが、前走地方重賞の東京スプリントで2着に好走。
久々でも態勢の整った今走は押さえておきたい一頭です。


ノボバカラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

最近は栗東坂路を中心に乗り込まれており、一週追い切りと最終追い切りは強めに追われる傾向があります。
プール調教を併用しておりますが、結果を残しているので特に心配はなさそうです。
強めに追われて全体時計52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

昨年は不振が続きましたが、近走は3ヶ月の休養を挟んで気配は上昇。
前々走の栗東ステークスを制すと、続く地方G3北海道スプリントカップで3着に好走しています。
さらに上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北海道スプリントカップ(3着)

5/29 栗坂重 強め
52.5 38.3 25.2 12.9

今回の一週前追い切り:クラスターカップ

8/4 栗坂良 強め
50.9 36.8 24.2 12.4

一週前追い切りで1本目の乗り込み。
今週は強めに追われると力強いフットワークで全体時計50秒台の好時計をマーク。
ラストは若干遅くなりましたが鋭い伸び脚を見せています。
前走時よりも動きは良くなっていますし、最終追い切りで万全に仕上がれば軽視禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北海道スプリントカップ(3着)

6/2 栗坂良 強め
53.9 38.9 25.2 12.7

今回の最終追い切り:クラスターカップ

8/9 栗坂良 強め
51.9 38.1 24.7 12.4

最終追い切りで4本目ですが、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われています。
追われた時の反応は良好で、ラストも12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
今走は全体時計も優秀で、前走時よりも速い時計を叩き出しています。
馬体も充実しており、仕上がりは順調とみて良いでしょう。


ヒロシゲゴールド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いている時は最終追い切りで軽めの調整をすることが多いですが、短い時でもビッシリ追われる傾向にあります。
近走は時計も出ていて良い動きをしているので、追われてしっかり伸びていれば状態は良好と考えて良いでしょう。
最終追い切りで併走馬に先着するようなら押さえておきたい一頭です。

ブリンカーを着用してから成績も安定しており、今年は一気に3連勝で続く地方G3東京スプリントで3着の成績を残しています。
ひとレース毎に力をつけていて、調教時のスピードも目立ちます。
前走はスタートも遅れスムーズな競馬ができず9着に敗れましたが、しっかり休養を挟んで状態が回復していれば好走も十分可能です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天王山ステークス(9着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:クラスターカップ

7/31 栗CW良 一杯
79.8 64.6 50.1 37.2 12.1 [4]

一週前追い切りは亀田騎手が騎乗しての調教です。
今週の乗り込みで6本目の調教メニューを消化。
一杯に追われると抜群の反応で、全体時計79.8秒と自己ベストを大きく更新しています。
折り合いはスムーズでラストも12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
ひと追いごとに動きは良化しており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天王山ステークス(9着)

4/25 栗坂良 馬なり
51.2 36.9 24.2 12.4

最終追い切りでは松田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:クラスターカップ

8/8 栗坂良 一杯
51.8 37.3 24.5 12.1

4週連続で強めの調教を行なっており、今週は元気一杯にやれています。
最終追い切りで8本目の調教と乗り込み量も申し分ない。
今週は栗東坂路で一杯に追われると抜群の反応でラストは12.1秒の好時計をマーク。
ひと追い毎に状態は良化しており、この追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ヤマニンアンプリメ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はレース間隔が短いため、乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りか最終追い切りに強めの調教が施されています。
栗東坂路を中心に追われ、強めの調教では50秒台の好時計も叩き出しています。
強めに追われた時の反応は良好で、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がり良好と考えて良いでしょう。

現在3戦連続で地方G3を連対。
前走のスプリントカップでは2着馬に3馬身差の圧勝を決めています。
ひとレースごとにパワーアップしており、上積みが見込める今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北海道スプリントカップ(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:クラスターカップ

7/31 函館W良 強め
68.8 53.0 39.0 13.0 [3]

今週は終い重点に追われ全体時計は前走以上。
ラストの伸びはイマイチでしたが、力強いフットワークを見せており、折り合いも付いています。
今週で5本目と乗り込み量も申し分なく、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。
最終追い切りで態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北海道スプリントカップ(1着)

6/2 函館W稍 強め
72.3 56.6 41.8 12.5 [8]

今回の最終追い切り:クラスターカップ

8/7 函館W良 馬なり
68.8 53.5 39.1 12.6 [8]

一週前追い切りで強めに追われた分、最終追い切りは軽めの調整でしたが、軽快な動きで終い12秒台の好時計をマーク。
先週よりも良い動きを見せており、ひと追いごとに状態の良化が伺えます。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てますし、仕上がりは良好と見て良いでしょう。
乗り込み量も申し分なく、馬体が充実している今走も押さえておきたい一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。