佐賀記念2019 追い切り情報

佐賀記念2019 追い切り情報

佐賀記念2019 追い切り情報


2月11日(月) 佐賀ダート2000m右回り

テーオーエナジー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教で、最終追い切りに強めの調教をすることが多いです。
最終追い切りで終い12秒前半以上の時計を出しているレースでは好成績を残しており、最終追い切りの伸び脚は要チェックですね。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合い付けすることもありますが、普段は先着していますので併走馬に遅れるようなら注意が必要です。

近走は状態も安定し馬なり調教のみの調整。
ここ2戦は力強い走りで2連勝を決め、さらに状態は上向いています。
距離延長に対応できるかが鍵となってきますが、仕上がり万全なら軽視禁物ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ポルックスステークス(1着)

12/27 栗坂良 馬なり
54.9 38.7 24.5 12.3

今回の一週前追い切り:佐賀記念

1/30 栗坂良 馬なり
51.8 37.4 24.3 12.5

今走も軽めの調整でラストは若干遅くなりましたが、全体時計は51秒台の好時計をマーク。
行きっぷりも良く、前走同様に良い動きを見せています。
元気もあって引き続き気配は良好です。
最終追い切りでも好調維持なら今走も楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ポルックスステークス(1着)

12/31 栗坂稍 馬なり
53.3 38.0 24.1 12.0

今回の最終追い切り:佐賀記念

2/6 栗坂稍 馬なり
52.7 37.4 23.9 11.9

時計の出やすい馬場ではありましたが、終いは力強い末脚で11秒台の好時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻み、このひと追いで仕上がった印象です。
ここ2戦は1600万クラスで後続を大きく突き放す圧勝でした。
地方重賞では、G1のジャパンDDで5着という成績を残しており、3歳時には兵庫CS(G2)で快勝しています。
レース毎に力をつけておりますし、仕上がり万全の今走も楽しみな一頭です。


ヒラボクラターシュ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

基本水曜追いは強めに追われ、併せ馬で調教されています。
レース間隔が短く追い切りを一度しか行なっていないレースでは、3着以内に入ったことがないので間隔が詰まっているときは要注意ですね。
一週前追い切りでは併せ馬に遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり調整されて入れば結果は残せていますので、一週前追い切りの動きよりも最終追い切りの動きを重点的にチェックしましょう。

リボン賞(7着)の時のように、最終追い切りでも併走馬に遅れるようなら注意が必要ですね。
最終追い切りで力強い伸び脚を見せているなら押さえておくのが良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(9着)

一週前追い切りは行われていません。

今回の一週前追い切り:佐賀記念

1/30 栗CW良 一杯
84.7 69.1 54.4 40.6 12.4 [7]

一杯に追われた新馬のペガサスと併せて、外を0.3秒追走して0.3秒先着しました。
今週は長めに追われビッシリやれています。
前走時の疲れも全くなく、追われてからの反応も良好でラストは12秒台の好時計を叩き出しています。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チャンピオンズカップ(9着)

11/28 栗坂良 馬なり
52.8 38.7 25.6 13.1

今回の最終追い切り:佐賀記念

2/7 栗坂稍 馬なり
52.8 38.2 24.9 12.3

一杯に追われた500万クラスのニッポンテイオーと併せて、0.2秒追走して0.6秒先着しました。
最終追い切りでは福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
一週前追い切りにビッシリ追われた分、最終追い切りは軽めの調整でしたが、終いの伸び脚は12.3秒と優秀な時計を出しています。
折り合いもスムーズで仕上がりは万全でしょう。


メイショウスミトモ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは基本的に強めの調教を行なっており、一週前追い切りに栗東CWコースで実戦を意識した調教をすることが多いです。
年齢の影響もあってか近走は全く走らず、大きな上積みがないのが特徴です。
調教で時計が出てもレース本番ではついていけてないのが現状です。

2戦叩いてどうかというところですが、終いの伸びがイマイチなら今走も様子見したい一頭です。
あとはしっかり加速ラップを刻んでいるかは要チェックですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東海ステークス(10着)

1/10 栗障試良 馬なり
104.7 71.9 56.2 40.9 14.7

馬なりに追われた500万クラスのテイエムイキオイの内を2.4秒遅れました。

今回の一週前追い切り:佐賀記念

2/1 栗坂稍 一杯
56.0 40.2 25.9 12.6

前走を叩いた分、状態は多少上向いている。
追われた反応も悪くなく、一週前追い切りにビッシリ追われているのも好感が持てます。
ラストの伸び脚も良好で、前走時よりも状態は良さそうですね。
最終追い切りの動きにも注目です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東海ステークス(10着)

1/17 栗坂良 一杯
53.2 38.8 25.5 13.1

最終追い切りは古川吉洋騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:佐賀記念

2/7 栗坂稍 一杯
54.0 39.2 25.2 12.5

一杯に追われた500万クラスのメイショウワザシと併せて、0.5秒先行して0.8秒遅れました。
最終追い切りでは古川吉洋騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
追われた反応は悪くないですが、先週同様に格下の併走馬に遅れているのは気がかりです。
ただ、前走よりは動けていますので、2戦叩いた上積みは多少ありそうですね。


リーゼントロック 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合い付けをしています。
好走時は問題なかったですが、近年は特に併走馬に遅れているレースは10着以下の成績で、格下に遅れる場合は除外しておきたい一頭です。

また、年齢もありますが近年動きも鈍くなってきているので、仕上がり次第では本番の動きも左右されてしまいます。
強めに追われる一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:すばるステークス(4着)

1/11 栗坂良 強め
52.9 38.5 25.4 13.0

一週前追い切りは中谷騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:佐賀記念

2/1 栗坂稍 強め
53.2 38.4 25.1 12.7

前走は惜しくも4着に敗れましたが、1400mでもしっかりついていき、直線では良い伸び脚を見せています。
今週も力強い伸び脚を見せており、大きな上積みはないものの、状態は良くなっております。
2000mでの好走経験がないのは不安材料ですが、展開次第では一発注意したい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:すばるステークス(4着)

1/16 栗坂良 一杯
53.5 39.0 25.4 12.7

一杯に追われた新馬のプリンシパルに0.5秒先行して0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:佐賀記念

2/7 栗坂稍 強め
52.3 38.0 24.9 12.5

馬なりに追われた500万クラスのレンジャックマンと併せて、0.4秒追走同入しました。
今走は馬なりに追われた相手でしたが、遅れることなく追走同入している点は良化が見られます。
終い重点に追われた分、ラスト1Fの伸びも良好ですし、前走時よりも状態は上向いております。
最終追い切りでも状態キープなら軽視禁物です。

アスカノロマン 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

追い切り傾向としては、馬なりだけの調教もありますが、一週前追い切りに一杯に追われ、最終追い切りに軽めに追われる調教が多いです。
また、普段レース間隔は短いので乗り込み量も少ないのが特徴です。
近走はレースでの結果を残せていませんが、調教ではよく動けているので注意が必要です。

ただ、前走の東海ステークスでは、調教通りラストは良い伸び脚を見せていたので、レベルの下がる今走は少し警戒が必要そうです。
1着になる可能性を考えると難しいですが、引き続き好調なら相手として押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東海ステークス(5着)

1/9 栗坂稍 馬なり
56.7 41.6 26.9 13.4

今回の一週前追い切り:佐賀記念

一週前追い切りは行なっておりませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東海ステークス(5着)

1/14 栗坂良 一杯
52.5 38.7 25.7 13.2

今回の最終追い切り:佐賀記念

2/6 栗坂稍 馬なり
55.7 40.5 26.1 13.2

前走との間隔が短いため最終追い切りが1回目の調教です。
軽く流した程度ですが、フットワークも悪くなく、動きとしては平凡です。
前走は直線でしっかり伸びてはいたものの、好走時と比べるとやはり衰えを感じます。
本番までに強めの調教をするようなら、ラスト1Fの伸び脚は要チェックですね。
現時点では様子見したい一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。