新潟競馬場 コース傾向・特徴

新潟競馬場は2001年に改修工事が行われ、右回りから左回りに変更となったコースです。
5月、8月、10月に開催され、全面野芝のスピードが出やすいコースとなっています。
コースは外回りと内回りの2種類のコースがあり、外回りコースの全長は2223mで日本最大のコースとなっています。
また、唯一直線のみのコースがあり、新潟の夏の風物詩でもあるアイビスサマーダッシュが行われ、大勢の観客で賑わうコースともなっています。

新潟コースの特徴

 新潟競馬場は全面野芝で、長い直線を持つのが特徴です。
芝1000mは直線のみのコースとなっており、夏の新潟開催のオープニングを飾るアイビスサマーダッシュは、中央競馬の重賞の中で最も短い距離の重賞となっています。
 長い直線と平坦でスピードの出やすいコース形態から差し馬や追い込み馬が台頭することが多く、スピードのある馬たちが活躍するコースとなっています。
 ダートコースも平坦コースとなっており、こちらは先行馬たちが多く活躍しています。
夏開催では、3歳ダート重賞のレパードSなどが行われ、その後のダート界で活躍する馬を多く輩出しています。
 開幕週の芝コースは、基本的に逃げ馬にとって有利な傾向にありますが、新潟コースだけは逃げ馬が最初から苦戦傾向にあります。
直線が長いため、スピードのある差し馬に交わされてしまうことが多くあるためです。
馬券を買う際には、基本として差し馬を中心に予想をするといいでしょう。

【傾向まとめ】

  • ・スピードのある馬が活躍
  • ・逃げ馬は苦戦傾向
  • ・基本的に差し馬中心

〜目次〜

  • ★芝コース★
  1. 新潟芝1000m
  2. 新潟芝1200m
  3. 新潟芝1400m
  4. 新潟芝1600m
  5. 新潟芝1800m
  6. 新潟芝2000m(内回り)
  7. 新潟芝2000m(外回り)
  8. 新潟芝2200m
  9. 新潟芝2400m
  • ★ダートコース★
  1. 新潟ダート1200m
  2. 新潟ダート1800m

★芝コース★

・新潟コース/芝1000m

 JRAで唯一の直線競馬コースとなっています。「千直」もしくは「直千」といわれたりもしています。
このコースでは、重賞アイビスサマーダッシュなどが開催されます。
 このコースでは中~外枠が有利とされていて、脚質としては被されずに前に行ける馬が有利となっていますが、ハイペースになりやすく、差し馬にもチャンスがあります。
アイビスSDで見ると、3年連続で8枠の馬が連対をしており、特に前目につけた馬が連対することが多くなっています。
 血統面から見ると、ヨハネスブルグ産駒、ショウナンカンプ産駒、マツリダゴッホ産駒が好成績を残していて、特にヨハネスブルグ産駒は「千直血統」として注目されています。
 このコースでは、騎手による得手不得手の差が大きくなっていて、村田一誠騎手や西田雄一郎騎手、石橋脩騎手が特にこのコースで好成績を残しています。

【傾向まとめ】

  • ・中~外枠の先行馬が有利
  • ・ヨハネスブルグ産駒、ショウナンカンプ産駒、マツリダゴッホ産駒が活躍
  •  特にヨハネスブルグ産駒には注目
  • ・村田一誠騎手、西田雄一郎騎手、石橋脩騎手が好成績

・新潟コース/芝1200m

 向正面の直線入り口をスタートし、内回りを回るコースとなっています。
スピードが落ちにくく、ハイペースになりやすいため、短距離で有利とされる逃げ馬は成績が若干落ちる傾向にあります。
そのため、先行や差し馬に展開が向くことが多くなっています。
特に有利なのが、スピード、瞬発力のある血統の馬です。
こういった馬の能力を新潟コースの直線は生かしやすいコースとなっているので、こういった馬を中心に予想するといいでしょう。
 またこのコースでは、枠順の有利不利の差はありませんが、基本的に下級条件は堅く、上級クラスでは荒れやすくなっています。
また単勝1番人気の馬は飛びやすいので、注意が必要です。
 血統ではメイショウボーラー産駒、アドマイヤマックス産駒が好成績を残しており、騎手では三浦皇成騎手、宮崎北斗騎手、横山典弘騎手が好成績を残しています。
特に注目したいのが宮崎北斗騎手で、大穴の馬を2、3着に突っ込ませることがよくあり、回収率がとても高くなっている騎手です。

【傾向まとめ】

  • ・先行、差し馬に展開が向きやすく有利
  • ・メイショウボーラー産駒、アドマイヤマックス産駒が好成績
  • ・三浦皇成騎手、宮崎北斗騎手、横山典弘騎手が好成績、特に宮崎騎手には注目

・新潟コース/芝1400m

 向正面から延びたポケット地点を発走し、内回りを走るコースとなっています。
基本的にハイペースになりやすく、古馬戦では差しが、未勝利や500万下クラスでは先行馬が有利になっています。
ハイペースに強い先行馬がよく馬券に絡むことがあるので、過去の成績に注目しておきましょう。
 枠順は外枠がやや優勢で、血統面ではヨハネスブルグ産駒、ディープインパクト産駒、ジャングルポケット産駒、スズカマンボ産駒が好成績を残しています。
スピードに強いヨハネスブルグ産駒、ディープインパクト産駒に追加して、ダートタイプに多いスズカマンボ産駒も回収率が良くなっているので、穴などで狙ってみても面白いでしょう。
 騎手では戸崎圭太騎手と田中勝春騎手が好成績を残しており、特に田中勝春騎手は中穴人気の馬をよく馬券に絡ませるので回収率が高く、好成績を残しています。

【傾向まとめ】

  • ・古馬戦では差し馬、下級クラスでは先行馬を中心に
  • ・ヨハネスブルグ産駒、ディープインパクト産駒、ジャングルポケット産駒、スズカマンボ産駒が好成績
  •  穴馬ではスズカマンボ産駒に注目
  • ・戸崎騎手、田中勝春騎手に注目
  • ・特に穴目で田中勝春騎手が好成績

・新潟コース/芝1600m

 向正面からスタートする外回りコースとなっていて、重賞の関谷記念や新潟2歳Sが行われます。
最後の直線が長く、逃げ馬にとって辛い展開になりやすいコースとなっています。
 下級条件では先行馬が、上級条件になると差し馬に有利な展開になりやすく、先行・差しともに瞬発力のあるスピードに強い馬が優秀な成績を残しています。
 またレースによっても有利な脚質が異なり、関谷記念ではどの脚質もまんべんなく絡んでくるのに対し、新潟2歳Sは差しや追い込み馬が有利になる傾向にあります。
 血統としては、ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒、ステイゴールド産駒が好成績を残していて、勝ちこそ少ないですが2着によく絡んでくるディープインパクト産駒には注目しておくといいでしょう。
 騎手では田辺裕信騎手、松田大作騎手、M.デムーロ騎手が好成績を残していて、特に田辺騎手は回収率も高いので、軸に選んでみてもいいでしょう。

【傾向まとめ】

  • ・下級条件は先行、上級条件は差し馬が有利
  • ・ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒、ステイゴールド産駒が好成績
  • ・田辺裕信騎手、松田大作騎手、M.デムーロ騎手が好成績

・新潟コース/芝1800m

 芝1200mと同じ地点からのスタートで外回りを走るコースとなっています。
外側は進路が確保しやすく、内枠は包まれやすい傾向にあるので、内枠に入った差し馬は割引材料になります。
 差し馬に有利な展開が多く、次いで追い込み、先行脚質が絡んできます。
これは下級条件でも同じことが言えると思います。
また、スピードタイプの血統が好成績を残していて、前走の上がりタイムが速かった馬は好成績を残しています。
 このコースで逃げ馬はたまに勝つときがありますが、もしここで勝つようであれば、昇級後でも即通用することが多いです。
そのため、逃げ馬が勝った場合は、次走で注目しておきましょう。
 血統ではキングカメハメハ産駒、ルーラーシップ産駒、ディープインパクト産駒といったスピード対応に強い血統が好成績を残していて、特にルーラーシップ産駒は京都などで起きやすいスピード決着に強く、穴をあける傾向にあるので注目しておくといいでしょう。
 騎手では、福永騎手、柴山雄一騎手、戸崎騎手が好成績を残しています。

【傾向まとめ】

  • ・差し、追い込み馬有利、外枠の差し馬に注目
  • ・キングカメハメハ産駒、ルーラーシップ産駒、ディープインパクト産駒が好成績
  • ・福永騎手、柴山雄一騎手、戸崎騎手が好成績

・新潟コース/芝2000m(内回り)

 新潟コースには、芝2000mが内回りと外回りの2種類のコースがあり、重賞が行われるコースは1ターンの外回りコースになっています。
内回りを使用する条件としては、下級条件のみになっています。
 重賞が行われる外回りと比べて直線が短いため、先行や差し馬など好位につけられる馬が有利な展開になることが多くなっています。
下級条件では展開がスローになりやすいため、追い込みには分が悪く、逃げ馬も先行、差し馬に捕まりやすい傾向にあります。
 血統では、メイショウサムソン産駒、ルーラーシップ産駒といった高速決着に強さを見せる血統が好成績を残しています。
特にこのコース形態ではルーラーシップ産駒が高い回収率を誇るので、注目しておく必要があります。
 また騎手では、柴田大知騎手、M.デムーロ騎手、菱田裕二騎手が好成績を残しています。

【傾向まとめ】

  • ・先行、差し馬が有利
  • ・メイショウサムソン産駒、ルーラーシップ産駒に注目
  •  ルーラーシップ産駒は回収率が高いので要チェック
  • ・柴田大知騎手、M.デムーロ騎手、菱田裕二騎手が好成績

・新潟コース/芝2000m(外回り)

 上級クラスで行われることが多く、新潟大賞典や新潟記念が行われるコースとなっています。
 直線が長く出走馬のレベルが高いため、逃げた馬にとってとても厳しい展開になることが多く、辛いコースとなっています。
よって、差し馬や追い込み馬に展開が向き、有利になります。
特にスピード競馬に強い血を持つ馬が中心になっています。
 血統では、スピード勝負に強いディープインパクト産駒、ルーラーシップ産駒、スタミナでジリジリ伸びるシンボリクリスエス産駒やゼンノロブロイ産駒が好成績を残しています。
特にディープインパクト産駒は連対率、回収率がずば抜けているので、要注意です。
 騎手では、丸山元気騎手と丸田恭介騎手の成績が抜けています。
この二人は回収率も好走率も抜けているので、注目しておきましょう。

【傾向まとめ】

  • ・差し馬、追い込み馬が有利
  • ・ディープインパクト産駒、ルーラーシップ産駒、ゼンノロブロイ産駒、シンボリクリスエス産駒が好成績
  • ・丸山元気騎手と丸田恭介騎手には要注目

・新潟コース/芝2200m

 スタンド前直線の内回りと外回りの間付近からスタートして内回りを1周するコースとなっています。
 ハイペース→スローペース→ハイペースと緩急がついたラップになりやすく、逃げた馬が潰れやすくなっています。
また直線が外回りと比べて短いため、中団で競馬の出来る先行~差しタイプの馬が好成績を残しています。
このコースでは瞬発力よりもジリジリと伸びてくることが出来るしぶとい脚を持った馬が好成績を残しています。
 ディープインパクト産駒のようにスピードに対応できる血統やジャングルポケット産駒、タイキシャトル産駒のようにしぶとさのある血統がこのコースでは好走しており、岩田騎手、勝浦騎手、柴田善臣騎手が好成績を残しています。
特に柴田善臣騎手は、回収率が高いので穴狙いの方は要チェックでしょう。

【傾向まとめ】

  • ・先行~差しタイプの好走が目立つ
  • ・ディープインパクト産駒、ジャングルポケット産駒、タイキシャトル産駒が好走
  • ・岩田騎手、勝浦騎手、柴田善臣騎手が好成績
  • ・柴田善臣騎手は回収率が高いので注意

・新潟コース/芝2400m

 外回りコース4コーナー付近からの発走で、内回りを1周するコースとなっています。
未勝利と500万下で行われ、スピードのある差し馬が有利で、差し・マクリがよく決まるコースとなっています。
人気馬が飛びやすくなっていて、荒れやすいコースになっています。
 血統面ではメイショウサムソン産駒やダイワメジャー産駒の成績がとても優秀で、好走率、回収率が高くなっています。
 騎手では吉田隼人騎手、内田博幸騎手、吉田豊騎手、加藤祥太騎手が好成績を残しています。
特にローカルコースに強い吉田隼人騎手、回収率の高さでは加藤祥太騎手が注目です。

【傾向まとめ】

  • ・差し、マクリが決まりやすい
  • ・全体的に荒れやすいレースが多く、穴目の馬を軸に
  • ・メイショウサムソン産駒、ダイワメジャー産駒が好成績
  • ・吉田隼人騎手、吉田豊騎手、内田博幸騎手、加藤祥太騎手が好成績
  • ・特に吉田隼人騎手と加藤祥太騎手には注目

★ダートコース★

・新潟コース/ダート1200m

 向正面ポケット地点からの発走となり、JRAのダートコースで最も高低差が少なく、芝コースを長く走ることの出来る外枠が有利な傾向にあります。
 平坦コースなので逃げ、先行馬が有利になっています。
特に下級条件で1番人気になった逃げ、先行馬の連対率が高くなっているので、下級条件では1番人気が逃げ、先行馬だった場合、軸として信頼できると言っていいでしょう。
 ですが、上級クラスになるとこの傾向が変わり、ペースが速くなりやすいことから差し馬の台頭が目立ち、荒れやすくなります。
1番人気も、荒れやすい傾向があるために人気が割れやすくなり、信頼度は低くなる傾向があるので注意が必要です。
 メイショウボーラー産駒やベーカバド産駒がこのコースでは好走していて、特にベーカバド産駒は回収率が高くなっています。穴人気でも注意が必要でしょう。
 騎手では戸崎騎手、田辺騎手、丸山騎手が好成績を残していて、特に丸山騎手は回収率、好走率ともに高い成績を残しているので、人気関係なく押さえが必要でしょう。

【傾向まとめ】

  • ・外枠の先行馬が有利
  • ・条件によって1番人気の信頼度が変化する
  • ・メイショウボーラー産駒、ベーカバド産駒が好走傾向
  • ・戸崎騎手、田辺騎手、丸山騎手が好成績
  • ・特に丸山騎手は要チェック

・新潟コース/ダート1800m

 スタンド前の直線スタートのコースで、3歳ダート重賞のレパードSが行われるコースとなっています。
 ペースが全体的に緩みやすく、最後の直線が平坦になっているので、逃げ馬や先行馬がそのまま残るケースが多くなっています。
そのため、後方一気の展開は割り引いてもいいでしょう。
特に他のコースでハイペースに巻き込まれてやられてしまった馬でも、このコースでは残って好成績を残すことがあるので、注目しておくといいでしょう。
 重賞のレパードSでは比較的堅めの決着が多くなっていますが、全体的には荒れやすいコースになっています。
特に穴人気の逃げ残りが多く、逃げ馬には注意が必要です。
 血統ではシニスターミニスター産駒、ダイワメジャー産駒、ゴールドアリュール産駒が好成績を残しており、人気に問わずシニスターミニスター産駒、ゴールドアリュール産駒はよく走ります。
この条件でのレースに出走している場合は、注目しておくといいでしょう。
 騎手では福永騎手と岩田騎手、勝浦騎手が好成績を残しています。
勝率では福永騎手、回収率では勝浦騎手が好成績を残しているので、チェックしておきましょう。

【傾向まとめ】

  • ・逃げ、先行馬が有利 穴人気でも要注意
  • ・シニスターミニスター産駒、ダイワメジャー産駒、ゴールドアリュール産駒が好成績
  • ・特にシニスターミニスター産駒、ゴールドアリュール産駒には注目
  • ・福永騎手、岩田騎手、勝浦騎手が好成績