NHKマイルカップ一週前追い切り
NHKマイルカップ一週前追い切り
5月6日(日)東京競馬場(芝1600m)
出走予定注目馬
カシアス
4/25 栗 CW 不 馬なり
83.6 68.3 54.0 39.9 12.1 [9]
一週前追い切り時点では助手が騎乗。
馬なりの追い切りで速い時計は出しておりませんが、体調面は問題ない動き。
一杯に追う3歳未勝利馬ビップロベルトを1.0秒先行し0.9秒先着しています。
格下に差を詰められましたが、こちらは馬なりで走っており、十分動きです。
カツジ
4/26 栗 坂 重 一杯
52.6 38.2 24.8 12.1
一週前追い切り時点で、鞍上の松山騎手が騎乗し実際に感覚を確かめております。
前走後、それほど期間はありませんでしたが、順調な動きで22日からすでに追い切りを開始。
一週前追い切りでは、6ハロン52.6秒とベストタイムを更新。終い追われて12.1秒と抜群の仕上がりと考えてよいでしょう。
ギベオン
4/25 栗 CW 不 一杯
82.5 67.1 53.4 39.7 12.0 [7]
一週前追い切りでは、M・デムーロ騎手が実際に騎乗して感覚を確かめています。
馬なりに追う古馬500万クラスのフランドルを3.4秒追走して0.2秒先着しました。
古馬を相手にかなりの追走で先着する抜群の動き。
前走の好状態は保たれ、今回も力を出せる状態です。
ケイアイノーテック
4/25 栗 坂 不 馬なり
56.8 42.1 27.7 13.6
一週前追い切り時点では助手が騎乗して追い切りを行っております。
前走から1回目の追い切りで、まだ馬なりで動きを確かめる程度。
前走の疲労はそれなりにあったと考えられるし、状態が上向いて最終追い切りで動くのか確認したいところです。
タワーオブロンドン
4/25 美南 坂 不 馬なり
60.7 45.4 30.1 14.9
一週前追い切り時点では助手が騎乗しております。
いつも通りの馬なり調教でゆったりと走らされておりますが、
全体時計は60秒台とかなり遅い時計です。
負荷が掛けられておらず、最終追い切りでも軽めなら馬体重には注意したいところ。
テトラドラクマ
4/25 美南 坂 不 馬なり
54.7 39.6 25.6 12.2
一週前追い切りでは、田辺騎手が騎乗し、実際に感覚を確かめております。
久々でも動きは軽快で馬なりでもしっかりした動きです。
全て馬なりでの追い切りであり、まだ判断しずらいですが、最終追い切りで追われてどのような反応か確認が必要です。
フロンティア
4/26 栗 CW 重 一杯
83.9 66.8 50.9 37.2 11.3 [9]
一週前追い切りでは川田騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
一杯に追う古馬1000万クラスのダノンチャンスを0.2秒追走し0.9秒先着しました。
前走の疲れは見せず、2週前の19日から鋭い動きを見せています。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。