セントウルS2019 追い切り情報

セントウルステークス2019&紫苑ステークス2019&京成杯オータムハンデ 追い切り情報

セントウルステークス2019 追い切り情報


9月8日(日)阪神芝1200m

ダイメイプリンセス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

調教では動くタイプではなく、併せ馬でも先行して先着する形が多いです。
遅れる場合は要チェックですが、先行先着であれば全く心配はいらないでしょう。
また、普段からプール調教を併用しており、脚の不安から調整を行なっているわけではないため注意が必要です。

基本的に最終追い切りは強目の調教をしており、終いが12秒台前半の時計が出るようなら好調と見て良さそうですね。
今年は不振が続いていましたが、前走北九州記念で見事快勝。
2戦叩いて上積みが見込めれば今走も楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北九州記念(1着)

8/11 栗坂良 馬なり
55.3 40.5 26.1 13.3

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

9/1 栗坂稍 馬なり
56.8 40.6 26.9 13.4

前走時と同様に一週前追い切りで一本目の調整。
今週は軽めに追われましたが、行きっぷりは良好でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
フットワークも軽快で仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りで態勢が整えば楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北九州記念(1着)

8/14 栗坂良 強め
55.0 39.2 25.0 12.4

一杯に追われた2歳未勝利馬のダイメイコリーダと併せて、1.4秒追走して0.5秒先着しました。

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/4 栗坂良 一杯
51.5 37.0 23.9 12.2

最終追い切りで2本目の調整。
今週はビッシリ追われ、自己ベストに近い時計をマーク。
ラストは若干遅くなりましたが、追われてからの反応は良好で引き続き気配は良好です。
前走時よりも上積みが見込める今走は軽視禁物ですね。


マテラスカイ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を馬なり調教中心に追われています。
近走は一週前追い切りにビッシリ追われて、最終追い切りに軽めに調整する傾向があります。
実戦を意識した一週前追い切りではしっかり好時計を叩き出してくるので、全体時計と追われてからの伸びは要チェックです。

最終追い切りでも同様に好時計を出してきますが、軽快な動きを見せていれば特に心配はいらないでしょう。
普段は折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んでいれば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:プロキオンステークス(5着)

6/26 栗坂良 一杯
50.5 36.6 23.9 12.0

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

8/28 栗坂重 一杯
50.4 36.8 23.9 12.1

今週はビッシリ追われ、重馬場を物ともせず力強い脚さばき。
追われてからの反応も良好で終い12.1秒の好時計を叩き出しています。
前走時よりも良い動きを見せており、叩いた上積みが見込めます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がり万全なら軽視禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:プロキオンステークス(5着)

7/4 栗坂重 強め
51.8 36.9 23.7 11.9

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/4 栗坂良 一杯
49.4 36.3 23.8 11.9

一杯に追われた2歳未勝利馬のジェットマックスと併せて、0.6秒追走して0.6秒先着しました。
最終追い切りは武豊騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週に続いて今週もビッシリ追われ、自己ベストを0.5秒縮める好時計をマーク。
ラストも11秒台の猛時計を叩き出しており、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。
乗り込み量も申し分なく、態勢の整った今走は改めて期待したい。


ミスターメロディ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、最終追い切りに終い重点に追われることが多いです。
攻め駆けするタイプの馬で、時計はCW、坂路コースで4F51秒台が出ていれば問題はないでしょう。
また、久々の出走よりも叩き良化型の馬なので、間隔が空いている時は注意が必要ですが、一度使って状態が上向いていれば、阪神カップのように好走が期待できます。

また、過去のレースを見てみると3着以内を外したオーロカップ時は、一週前追い切りに併走馬に遅れていましたので、本番近くの調教で併せ馬に遅れるようなら気をつけたほうが良いかもしれませんね。
芝1200mは前走の高松宮記念で快勝しており、距離適性は問題なさそうです。
久々のレースではありますが、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(1着)

3/13 栗坂稍 馬なり
51.1 37.5 24.7 12.7

馬なりに追われた古馬500万クラスのロードダヴィンチと併せて、0.4秒追走してクビ差遅れました。
一週前追い切りでは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

8/28 栗CW稍 一杯
51.8 36.6 11.7 [5]

一週前追い切りは福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
11日から調教を開始して一週前追い切りで7本目。
馬なり中心の調教でしたが、今週はビッシリやれています。
反応は抜群で全体時計51秒台の好時計に関わらず、終いも11.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(1着)

3/21 栗芝稍 馬なり
65.1 48.5 34.6 11.1 [2]

最終追い切りでは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:セントウルステークス

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


タワーオブロンドン 追い切り評価:未定

1.この馬の追い切り傾向

普段の調教は美浦坂路コースで馬なり主体の調教です。
一週前追い切りか最終追い切りに併せ馬で気合いづけをすることが多く、併走馬に遅れをとっていなければ問題はなさそうです。
仕上がりは毎レース良好ですし、一週前追い切りに折り合いのついた調教ができていれば、順調と考えていいでしょう。

休養明けでも一発目から走れる馬で、軽快な動きをしていれば軽視禁物です。
NHKマイルカップでは12着に敗れてしまいましたが、スタートで躓いたのも敗因の一つ。
近走は良い状態で力はつけておりますし、ひと叩きしてさらに上積みが見込める今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:キーンランドカップ(2着)

8/14 札幌芝良 馬なり
66.4 51.1 36.2 11.3 [7]

馬なりに追われたオープン馬のゴーフォザサミットと併せて、外を1.0秒追走同入しました。
一週前追い切りではC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:キーンランドカップ(2着)

8/21 札幌芝稍 馬なり
83.5 67.5 51.5 37.3 11.9 [8]

馬なりに追われた古馬3勝のペイドメルヴェイユと併せて、外を0.9秒追走同入しました。
最終追い切りではC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/4 美南W良 馬なり
70.0 54.5 40.2 13.2 [5]

最終追い切りで2本目の調整。
今週は軽めに流した程度の調整でしたが、行きっぷりは良好でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
フットワークも軽快で引き続き好調キープと考えて良いでしょう。
馬体も充実しており、レベルの上がる今走も軽視禁物です。

紫苑ステークス2019 追い切り情報

紫苑ステークス2019 追い切り情報


9月7日(土)中山芝2000m

カレンブーケドール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースと美浦ウッドチップコースで馬なり中心に追われています。
意欲的な攻めの調教を行うことは少なく、強めに追われるのは一週前追い切りか最終追い切りです。
攻めは比較的動くタイプの馬で、4F52秒台の時計が出ていれば順調な仕上がりと見て良いでしょう。

水曜追いは併せ馬で調整されており、いつもはしっかり先着をしているので、遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教で、軽快な動きをしていれば今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オークス(2着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

8/28 美坂稍 強め
51.7 37.9 25.3 13.1

馬なりに追われたオープン馬のプロディガルサンと併せて、0.5秒先行同入しました。
一週前追い切りは津村騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は強めの調整で終いの伸び脚はイマイチでしたが、全体時計は自己ベストを大きく更新。
フットワークも力強く、最終追い切りで態勢が整えば今走も軽視禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オークス(2着)

5/15 美南W稍 馬なり
67.3 52.4 38.0 12.5 [2]

強めに追われた3歳未勝利馬のハーツイストワールと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/4 美坂稍 強め
51.9 38.0 24.9 12.5

一杯に追われた古馬2勝のサトノラディウスと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは津村騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は終い重点に追われラスト12.5秒の好時計をマーク。
全体時計も自己ベストを更新する走りで、2週連続で51秒台の好時計を叩き出しています。
力強いフットワークで仕上がりは良好と見て良いでしょう。


レッドベルディエス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教で時計はあまり出さないタイプの馬です。
ラストは良い伸び脚を見せており、全体時計というよりかは折り合い面とラスト1Fの動きが重要です。
レース直前は併せ馬で調整され、先行する形もありますが、併せ馬にはしっかり同入できています。

格下の併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
毎回乗り込み量は申し分なく、前走時も9本の調教メニューをこなしています。
近走は調教でも軽快な動きを見せており、今走も仕上がり万全なら軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:織姫賞(2着)

6/26 美坂良 馬なり
55.1 39.7 25.8 12.6

強めに追われた3歳未勝利馬のストームリッパーと併せて、0.7秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

8/28 美坂稍 馬なり
57.4 42.6 28.1 14.2

今週は軽めに流した程度の調整。
軽快な動きを見せていますが、ラストで遅れているのは気がかりです。
2週前追い切りでは鋭い伸び脚で格下の併走馬に先着しており、状態は悪くなさそうですね。
最終追い切りの動きは要チェックです。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:織姫賞(2着)

7/3 美坂稍 馬なり
54.8 39.5 25.3 12.3

馬なりに追われた3歳未勝利のスマートレジーナと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/4 美坂稍 馬なり
54.5 39.3 25.2 12.1

馬なりに追われた古馬2勝のアロハブリーズと併せて、0.4秒追走同入しました。
普段通り馬なり中心の調教で、最終追い切りで5本目の乗り込み。
今週は軽めの調整でしたが、ラストは12.1秒の好時計をマーク。
行きっぷりも良好でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
時計は平凡ですが、前走時よりも鋭い伸び脚を見せており、態勢の整った今走は軽視禁物です。


フィリアプーラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦ウッドチップコースで馬なり中心の調整。
乗り込み量は少なく、毎回4本程度の調教量です。
水曜追いは併せ馬で調整しており、普段通り同入の形なら状態は良好と考えて良いでしょう。

近走はフェアリーステークスを制したものの、続く桜花賞とオークスでは歯が立たず。
調教でも気配は良好ですし、仕上がり万全でG3なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オークス(10着)

5/8 美南W稍 馬なり
83.8 68.5 53.6 39.8 13.4 [7]

強めに追われた3歳未勝利馬のリサオブザナイルと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

8/28 美坂稍 馬なり
53.9 40.2 26.3 13.1

馬なりに追われた3歳未勝利馬のツキノサバクと併せて、1.4秒追走同入しました。
前走時と同様に今週も軽めに流した程度の調整でしたが、行きっぷりは良好で久々でも軽快な動きを見せています。
全体時計もこの馬なりに順調ですし、折り合いのついた調教で仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オークス(10着)

5/15 美南W稍 馬なり
83.3 67.3 53.0 38.8 13.0 [6]

馬なりに追われた3歳未勝利のリサオブザナイルと併せて、内を1.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/4 美坂稍 馬なり
52.5 38.5 25.3 12.7

馬なりに追われた古馬1勝のシークエルと併せて、0.7秒追走同入しました。
最終追い切りは菊沢騎手が騎乗しての調教です。
今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで自己ベストを大きく更新。
終いの伸び脚も鋭く、折り合いもスムーズで仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

京成杯オータムハンデ 2019 追い切り情報

京成杯オータムハンデ 2019 追い切り情報


9月8日(日)中山芝1600m

グルーヴィット 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれており、一週前追い切りと最終追い切りは強めの調教が施されることが多いです。
水曜追いは併せ馬で気合い付けをしていて、併走馬には追走先着の形。
レース直前の追い切りで併走馬に遅れをとるようなら注意が必要ですよ。

攻めの調教で全体時計52秒台の時計が出ていれば水準以上です。
折り合いのついた調教で、ラストの伸び脚も抜群なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中京記念(1着)

7/10 栗坂良 強め
52.8 38.1 24.8 12.1

一杯に追われた古馬1勝のブラゾンダムールと併せて、0.5秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京成杯AH

8/28 栗CW重 一杯
83.0 67.1 52.9 39.7 12.9 [7]

一週前追い切りは松山騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
一週前追い切りで4本目の乗り込みで、普段通り今週はビッシリ追われています。
重い馬場状態での調教でしたが、行きっぷりは良好でラストも12.9秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで状態も安定しており、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中京記念(1着)

7/17 栗坂良 強め
52.2 37.6 24.0 11.7

一杯に追われた古馬1勝のブラゾンダムールと併せて、0.4秒追走して0.8秒先着しました。
最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京成杯AH

9/4 栗坂良 馬なり
51.6 37.5 24.1 12.1

一杯に追われた古馬2勝のギラーミンと併せて、0.3秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りは松山騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
一週前追い切りにビッシリ追われた分、最終追い切りは軽く流した程度の調整。
それでも行きっぷりは抜群で、全体時計51秒台の好時計をマーク。
終いの伸び脚も鋭く、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


クリノガウディー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

坂路コース中心の調教で、水曜追いは基本騎手騎乗で一杯に追われています。
攻め動くタイプの馬なので、比較的時計は出ていますが、一杯に追われて51秒台の時計であれば好調と考えて良いでしょう。
ステッキをいれた時の反応は要チェックですね。

毎回仕上がりは問題ないですし、折り合いのついた調教ができていれば押さえておくのが良いでしょう。
前走の中京記念では自己ベストに近い走りで見事2着に好走。
今走も自分のリズムで走ることができれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中京記念(2着)

7/10 栗坂良 一杯
50.9 36.9 23.8 11.8

一週前追い切りは森裕太朗騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京成杯AH

8/28 栗坂重 一杯
51.6 37.7 24.4 11.9

一週前追い切りは森裕太朗騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われ、抜群の反応を見せています。
重馬場の坂路を51.6秒の好時計にも関わらず、終いも11秒台の力強い伸び脚。
加速ラップを刻んだ調整で、乗り込み量も申し分なく仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中京記念(2着)

7/17 栗坂良 強め
54.8 39.4 24.8 11.5

最終追い切りは森裕太朗騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京成杯AH

9/4 栗坂良 馬なり
54.7 39.7 25.1 12.1

最終追い切りは森裕太朗騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽く流した程度の調整でしたが、一週前追い切りでビッシリやれているので心配いらないでしょう。
フットワークも軽快で全体時計も前走時より好時計をマーク。
折り合いはスムーズで仕上がりは万全と見て良いでしょう。


プロディガルサン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり調教のみで調整されています。
強めに追われる時は、一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方のみで、終い重点に追われることが多いです。
レース直前は併せ馬で気合い付けを行なっており、最終追い切りで併走馬に遅れるようなら要注意です。

また、最終追い切りで好時計を叩き出している時の成績は良好ですが、終いが遅い時の成績は比較的悪い傾向があります。
最終追い切りの折り合い面と時計は要チェックですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(6着)

5/29 美坂不 馬なり
50.7 38.2 26.3 13.9

今回の一週前追い切り:京成杯AH

8/28 美坂稍 馬なり
51.2 37.6 25.3 13.2

強めに追われたオープン馬のカレンブーケドールと併せて、0.5秒追走同入しました。
一週前追い切りで3本目の乗り込み。
今週は軽めに流した程度の調整でしたが、全体時計はかなり優秀です。
ラストが遅くなったのは気がかりですが、オープン馬にもあっさり追走同入しており、仕上がりは順調そうです。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エプソムカップ(6着)

6/5 美南W良 強め
66.0 51.2 37.3 12.6 [6]

強めに追われた古馬3勝のサトノキングダムと併せて、外を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京成杯AH

9/4 美坂稍 一杯
52.3 38.1 24.5 11.9

一杯に追われた古馬3勝のアンティノウスと併せて、0.5秒追走して0.5秒先着しました。
今週は終い重点に追われ、ラスト11.9秒の好時計をマーク。
力強いフットワークで格下の併走馬を圧倒しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは万全と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。